ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家【広島市現代美術館】
展覧会概要
「山野さんのガラス作品を本にしてみたらどうでしょう。」 この一言がきっかけになって、「Glass Tableware in Still Life(静物画のなかのガラス食器)」というプロジェクトがはじまりました。
自身で描いてみたいガラス食器について、画家がガラス作家・山野アンダーソン陽子に言葉で伝える。その言葉に応答して山野がガラスを吹き、出来上がったガラス食器を見ながら画家が絵を描く。その後、写真家・三部正博が画家たちのアトリエを訪れて写真を撮り、デザイナー・須山悠里が本をデザインする。スウェーデンとドイツ、日本を舞台にくり広げられたこのプロジェクトは、そうやって生まれたガラス食器と絵画、写真を多くの人に見てもらえればと、やがて本展へと導かれました。
宙吹きならではのわずかな歪みがうつくしいクリアーガラスの食器、画家たちによる親密な絵画、浮遊感をたたえたモノクロームの写真。それらの物が語りだす声に耳をかたむけ、それぞれのストーリーをつむいでみてください。
三部正博《伊庭靖子のアトリエに佇むガラス食器》2021
三部正博《木村彩子のアトリエに佇むガラス食器》2021
三部正博《ニクラス・ホルムグレンのアトリエに佇むガラス食器》2022
■ オープン記念トーク
日 時:2023年11月3日(金・祝) 14:00–16:00
ガラス作家の山野アンダーソン陽子、山野のガラスを撮影した三部正博、本展開催のきっか
けとなったアートブックを手がけるデザイナーの須山悠里、本展に関わりの深い3名をお迎
えして、トークを開催します。
会 場:地下1階ミュージアムスタジオ
定 員:80名
※10:00- 1F受付にて整理券を配布、申込不要
■ 学芸員によるギャラリートーク
日 時: 2023年11月18日(土)、12月16日(土) 15:00–16:00
担当学芸員が展覧会場を巡りながら、展示解説をします。
会 場 :展示室 B-2、B-3 ※要展覧会チケット、申込不要
■アートナビ・ツアー (※学芸員によるギャラリートーク開催時は除く)
日 時 :毎週土・日・祝 各日 11:45–12:15、14:45–15:15
アートナビゲーターが展覧会場を巡りながら、展示解説をします。
会 場 :展示室 B-2、B-3 ※要展覧会チケット、申込不要
三部正博《イルヴァ・カールグレンのアトリエに佇むガラス食器》2022
木村彩子《Stem for pink / 7 May》2021
伊庭靖子《untitled 2021–15》2021
ニクラス・ホルムグレン《Anusha, double》2021
イルヴァ・カールグレン《the difference is spreading #2》2021
カール・ハムウド《Still Life With Books and Glass》2021
INFORMATION
- 開催期間
- 2023/11/03(FRI) - 2024/01/08(MON)
- 開催時間
- 10:00–17:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(1/8 は開館)、年末年始(12/27-1/1)
- 開催場所
- 広島市現代美術館
- 料金
- 一般 1,100(850)円
大学生 800(600)円
高校生・65 歳以上 550(400)円
※( )内は 30 名以上の団体料⾦
※「⽂化の⽇」(11/3)は全館無料
- 住所
- 広島県広島市南区比治山公園1-1
- 電話番号
- 082-264-1121
- Webサイト