中世の山城が今に残る、歴史ロマンあふれる国指定史跡
西条盆地のほぼ中央、標高260〜330mの鏡山に位置する鏡山城跡は、戦国時代の面影を色濃く残す中世山城です。山頂にはかつての御殿場があり、「中のダバ」「下のダバ」と呼ばれる曲輪(くるわ)や、畝状竪堀群(うねじょうたてぼりぐん)、井戸などの遺構が良好な状態で保存されています。これらの貴重な遺構が評価され、国の史跡に指定されています。
鏡山城は、室町時代に山口を拠点とした大内氏によって築かれました。1523年には、この城をめぐって大内氏と尼子氏が激しく争い、後に中国地方の覇者となる毛利元就が活躍したと伝えられています。戦国の英雄たちが駆け抜けたこの地には、歴史の息吹が今も感じられます。
自然豊かな山道を登れば、眼下に広がる西条盆地の景色とともに、戦国時代のドラマを体感できることでしょう。歴史好きはもちろん、ハイキングや自然散策を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。
INFORMATION
- 料金
- 無料
- 住所
- 〒739-0046東広島市鏡山2丁目
- 電話番号
- 082-420-0977
- Webサイト
- 駐車場備考
- あり(鏡山公園の駐車場をご利用ください)