被爆後には神父が被災者を救護 戦争の近づく中で建てられ被爆を経て残る和風の修道院
安佐南区長束西にあるイエズス会聖ヨハネ修道院(黙想の家)は、1938年(昭和13年)頃に建てられました。
十字架を乗せた三重の塔がそびえる建物は一風変わって見えますが、戦時色が濃くなるなか、安芸門徒などにも配慮したため、和風を基調に建てられたものです。
1945年(昭和20年)8月6日、爆心地から4.50キロメートルで被爆。
礼拝堂南側の柱が3本折れ、天井は湾曲してしまいました。
被爆後、訪れる被災者が増え続け、マドリッド大学で医学を学んだ経歴を持つ、院長のアルぺ神父が負傷者の治療にあたりました。
INFORMATION
- 営業時間
- 非公開
◆事前連絡のうえで許可を得れば見学可能。
- 住所
- 〒731-0136広島県広島市安佐南区長束西2-1-36