南北朝時代に公家方へつき戦った熊谷蓮覚が築城した城の史跡

三入荘の一部(三入新庄)を支配していた熊谷蓮覚(くまがいれんがく)が、南北朝時代の初期に築城したものです。
鎌倉幕府を倒した後、後醍醐(ごだいご)天皇は公家中心の政治を行ったため、倒幕に参加した武士たちはこれを不満とし、建武2年(1335年)足利尊氏(あしかがたかうじ)が中心となって新政府に反旗をひるがえしました。彼の誘いに応じ、安芸国では守護武田氏のもとに毛利、吉川、熊谷などの有力な豪族が集まり、東上する体制を整えました。
これに対し、熊谷蓮覚は公家方に味方して矢野城を築き、武田方と激戦を繰り広げました。蓮覚が矢野に築城したのは、このあたりが後醍醐天皇に関係の深い荘園で、また山陽道に近く

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営業時間
年中無休
住所
736-0087広島県広島市安芸区矢野町

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736-0087 
広島県広島市安芸区矢野町

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