幻想的な雲海や箱庭のような街並み。山頂からの開放的な眺望を楽しむ
広島市安佐北区に位置する荒谷山は、知る人ぞ知る雲海の名所です。標高620mの山頂から眼下を望むと、深い霧が町並みを完全に覆い、あたかも白い大海原が広がっているかのような景色に出会えます。雲の海に山頂だけがぽっかりと浮かぶ光景は、まるで大海原に点在する島々のようで、日常を忘れさせるほど神秘的です。
この自然現象は、放射冷却によって前日との気温差が大きくなり、よく晴れて湿度の高い日の朝に発生しやすくなります。特に9月から11月頃が適した時期とされており、日の出の光が差し込むとともに、雲の海がオレンジや黄金色へと染まっていく空の変化は格別です。気象条件が揃った時にしか見られない特別な眺めですが、霧が深い日には午前9時頃まで残ることもあり、時間の経過とともに移ろいゆく様子をじっくりと鑑賞できます。
雲海が現れない日も、眼下には山あいを流れる三篠川やのどかな田園風景を見渡す楽しみがあります。精巧な箱庭のような町並みと、頭上に広がる大きな空。さえぎるものがないからこそ味わえる広々とした景色は、この山頂を訪れるもう一つの魅力です。
※山頂へと続く道は非常に道幅が狭く、車両のすれ違いが困難な箇所が多くあります。特に早朝は周囲が暗く、霧で視界が悪くなることもあるので、運転には十分ご注意ください。
※現地には火気厳禁やゴミの持ち帰り、駐車マナーなどに関する看板が設置されています。愛好家の方々によって守られた景観であることを念頭に、ルールを守って利用しましょう。
INFORMATION
- 住所
- 〒739-1301広島県広島市安佐北区白木町大字井原






