ひろくまと巡る、食で旅する広島! お好み焼・牡蠣・コウネ、王道と“ツウ”を味わう


中国地方最大の都市・広島市。
今回は、おいしい食べ物が大好きなひろくまと一緒に、広島を代表するグルメを食べ歩き。王道の「お好み焼」「牡蠣」に加えて、地元ではおなじみですが県外ではあまり知られていない「コウネ」を味わいました。
ひろくまは、写真を撮ったり、一緒に食卓を囲んだりと、旅の時間を共有してくれる存在。最近では、ぬいぐるみと一緒に旅を楽しむ“ぬい活”の相棒として、ひろくまと各地を巡るファンも増えています。
今回の広島旅は、ひろくまと同じ目線で街を歩き、食べて、感じた1日の記録です。ぬい活を楽しむ人にも、「こんなふうに旅してみたい」と思ってもらえるひとときになりました。
鉄板の前、海の恵み、そして肉のうま味。食で旅する広島の楽しさを、現地を巡った目線でお届けします!
ひろくまと歩けば発見だらけ!?
広島グルメのルート案内
広島市内での食べ歩きは、広島駅から市内中心部へ向かうのが王道! 紙屋町・八丁堀・本通エリアは、徒歩圏内に名店が集まり、途中で立ち寄りたくなる店も多いです。
今回はこのエリアを中心に、
という流れで巡りましょう。
ひろくまと一緒に街を歩くと、旅気分もさらに増します。

お好み焼一枚に詰まった広島の歴史。
老舗の鉄板で旅が始まる
広島に来たら、やはり最初はお好み焼! 市内を歩いていると、観光客だけでなく、地元の人たちがのれんをくぐっていく姿をよく見かけます。それだけ、この料理が日常の中に根付いていることがうかがえますね。
今回ひろくまと一緒に訪れたのは、市内中心部にある老舗のお好み焼店。長年この場所で店を構え、地元の人に親しまれてきた名店の空気が、カウンター席に座るだけで伝わってきました。

広島のお好み焼の特徴は、なんといっても重ね焼きのスタイルです。
薄く伸ばした生地の上に、キャベツを山盛りに重ね、さらに豚肉などの具材をのせていきます。ひっくり返して焼いていくと、生地が蓋となって下で蒸されたキャベツの甘みが引き出されていきます。最後にそばを敷き、その上に具材をのせ卵を重ねて、鉄板の上でひとつの円に仕上げます。

広島の名物グルメといえば、なんと言ってもお好み焼!
ちなみにこの店で使っているそばは、断面が丸ではなく、四角に近い形をしています。店の方に理由を聞くと、「鉄板に当たる面が広くなって、パリッと歯ごたえ良く仕上がるから」だそう!

四角の形をしたお店独自の「そば」
そんな工夫が詰まったお好み焼を一口食べてみると、外側は香ばしく、中は驚くほど軽い。そばのコシと、キャベツの甘み、ソースのコクが一体となり、ヘラが止まりません。
もともとは戦後、屋台から始まったというお好み焼のスタイル。安く、腹持ちがよく、働く人たちの胃袋を満たすために、少しずつ形を変えてきた歴史があります。
店の方の話では、昔は学校帰りや土曜のお昼に、お好み焼を食べるのが楽しみだったという人も多かったそうです。家族で分け合ったり、友だち同士で鉄板を囲んだりと、暮らしの中に自然と溶け込んでいた様子が伝わってきます。

広島でお好み焼を食べるということは、この街の暮らしや、長年積み重ねられてきた工夫、そしてこれからも続けていこうとする思いに触れる体験なのだと感じました。
牡蠣×クラフトビール!
午後のご褒美はこの組み合わせ
お好み焼で満たされたあとは、少し歩いて次の目的地へ向かいましょう。次に待っているのは、広島の海が育ててきた牡蠣!
今回は料理と一緒にクラフトビールを楽しめるお店を訪れました。

広島県の牡蠣は、日本一の生産量を誇り、殻は小さいけれど身は大きくプリッとしていて、濃厚な味わいが特徴です。広島湾は波が穏やかで、山地から川を通じて豊富な栄養分が運び込まれるため、良質なプランクトンが育ち、牡蠣の生育に適した環境が整っています。400年以上続く独自の干満差を利用した養殖技術や、新しい品種の開発など、生産者たちの知恵と技術が受け継がれ、今も進化し続けています。
牡蠣と言えば冬のイメージがありますが、日差しが暖かさを増す2月〜4月は牡蠣の栄養価やうま味も高まり「春牡蠣」として近年注目を集めているほか、夏でも濃厚で大粒の身が特徴の「かき小町」という品種もあるようで、さすがナンバーワンの牡蠣産地です。
「広島の牡蠣は火を入れて食べる文化が強い」という話も聞きました。広島ではさまざまな海域で牡蠣をたくさん生産しているため、生食はもちろん、牡蠣フライや焼き牡蠣など、加熱調理でうま味を引き出す食べ方が広く根付いてきたそうです。

牡蠣フライ、牡蠣グラタン、牡蠣のオイル漬けとクラフトビール
品質の良い牡蠣を使ったグラタンやオイル漬けなどの牡蠣メニューがそろう中で、今回味わったのは揚げたての牡蠣フライ。衣は軽く、中の牡蠣はふっくら。火を通しても縮まず、噛むとうま味が広がります。海の恵みをそのまま感じられる一品です。

レストランに併設されたブルワリーで造られたクラフトビールは、素材にレモンやベルガモットなどの瀬戸内の柑橘をはじめ、オイスタージュースを使用したビールを醸造するなど種類も豊富です。「できるだけ広島県の素材を使用し、何杯でも飲みたくなる“ドリンカブル”なビール造りを目指しています。ビールを通して、笑顔が広がってほしい」とお店の方は話してくれました。

店内では炭火料理をはじめ、ハンバーガーやヴィーガン料理、デザートまで、クラフトビールと一緒に楽しめます。料理によってビールの印象も変わるので、いろいろな組み合わせを試してみたくなります。
今回訪れたのは冬でしたが、他の季節の牡蠣料理とビールのペアリングも、次はゆっくり味わってみたいです。
最後は、少し“ツウ”な広島グルメとして知られるコウネです。

コウネのお店とひろくま
コウネとは、牛の肩バラにあたる部位で、前脚の付け根(肩甲骨まわり)にある肉。脂が多く、薄くスライスして焼くのが定番です。噛むほどに脂の甘みが広がるので、広島では焼肉店はもちろん、居酒屋などでも「お酒が進む一皿」として親しまれています。
ただ、全国的にはまだそこまで認知度は高くありません。そもそも「あまり積極的に食べられてこなかった部位」だからこそ、地域の中で工夫されながら定番になっていった背景があります。
今回訪れたのは、コウネを看板に掲げる一軒。生産者とやりとりし、余りがちなコウネをまとめて仕入れることになったのをきっかけに、この部位の魅力をどう料理として伝えるかを考え、工夫を重ねてきたと店の方は話します。

コウネを鉄板でさっと焼くと、白い脂がすっと溶けて、表面がきらりと艶を帯びます。見た目は脂身がしっかりあるのに、口に入れると重たさは意外なほど残りません。脂の甘みが上品で、くどくない。一般的に「脂は少しで十分」と感じる人でも、もう1枚食べたいなと思うかもしれません。
今回味わったのは、そうした特徴がよく分かる希少な和牛「あか牛」のコウネを使った一皿でした。

コウネが飛び出す、絶品コウネ重ランチ
コウネの面白さは、薄さと焼き加減で表情が変わるところ。さっと火を入れたときの香ばしさ、少しだけ長めに焼いたときのカリッとした食感。どちらも成立するのに、同じ肉だとは思えないほど印象が変わります。だからこそ、塩のようなシンプルな味付けでも満足感が出ますし、タレにくぐらせてごはんと合わせても、その個性が際立ちます。
店こだわりのわさびと一緒に味わうのも、辛味の後にほんのり甘さが感じられておいしい……!
さらにこの店では、コウネを「焼くだけ」で終わらせません。生で食べられる鮮度が前提の食べ方を取り入れたり、目の前で軽く炙って仕上げたり。コウネという素材に可能性を感じ、その魅力を届けたいという気持ちが伝わってきました。

コウネ重をおいしそうに見つめるひろくま
そして何より、県内でも「名前は聞いたことがあるけど食べたことはない」という層もいる中で、コウネをもっと広めたい、楽しみ方まで含めて定番にしたい、という熱が強い。知られざるごちそうを「広島の新しい名物枠」に押し上げたい、という気持ちが、メニューの作り方や店の雰囲気に表れています。
ひろくまも、コウネを味わってさらにテンションが上がった様子。軽やかな脂の甘みが、また食べたくなる余韻を残してくれました。

広島には王道の味がある一方で、こうした“地元の偏愛”が育てた味もあるのだなと実感しました。
こうしたグルメ巡りが徒歩圏内ですべて完結するのも、広島市内の魅力。ひろくまと一緒なら、写真を撮る時間ももっと楽しくなります。

※ぬいぐるみと一緒に食事や撮影を楽しむ際は、お店や周囲への配慮を忘れずに。撮影は席でさっと行い、料理はできたてをゆっくり味わうのがおすすめです。お店ごとのスタイルに合わせて、気持ちのよい旅を楽しみましょう。
また来たくなる理由は、食にある!
ひろくまと味わう広島の日常とごちそう
お好み焼、牡蠣、コウネ。
どれも広島を語るうえで欠かせない存在ですが、現地でそれぞれのお店を巡りながら食べてみると、味の背景にある暮らしや歴史が見えてくるのもまた魅力的でした。
ひろくまと巡る今回の食べ歩きは、名物を食べるだけで終わらない、「ツウ」な広島旅の入り口となりました。
次の旅先に、食を目的にした広島はいかがですか?
ひろくまと一緒に歩くことで、写真だけでなく、味や空気ごと旅の記憶に残る。ぬい活をきっかけに、広島の街と食にもう一歩近づける。そんな旅の楽しみ方を体験してみてください。