いよいよ冬本番。この時期に恋しくなるメニューと言えば、鍋、鉄板焼き、そして日本酒。鍋から立ち昇る白い湯気、ジュージューと香ばしく焼ける鉄板の音、口に含んだ途端に広がる日本酒の芳醇な香り…。
体温が上がると免疫力もアップすると言われています。おいしく食べて体も温まる自慢の広島グルメの中から、特に個性豊かで”ぶち”おいしい逸品を紹介します。
鍋
鍋料理は、地元の個性が表れる郷土料理です。広島ならではの旬の具材を盛ったほかほかの鍋を楽しんで、体を芯から温めましょう。
レモン鍋
広島県は、レモンの生産量日本一です。フレッシュな果汁を使ったホットレモネードやレモンケーキなど食べ方はいろいろありますが、中でもレモン鍋は寒い冬のおすすめNO.1です。きれいに敷き詰められたレモンはアートのよう。瀬戸内海の海の幸をさっぱりしたレモンの酸味で味わえば、大満足すること間違いありません。
牡蠣の土手鍋
鍋の内側に味噌を土手のように塗ることから「土手鍋」と呼ばれるようになったと言われています。しっかりとした味つけで食べるプリプリの牡蠣と、白菜・ネギ・きのこなどの冬の旬野菜。温かな湯気と味噌の香り、そして栄養満点の牡蠣の土手鍋は、広島の冬の楽しみのひとつです。
鉄板焼き
お好み焼が定番と思われている広島の鉄板焼きですが、それ以外にもおすすめしたいものがたくさんあります。珍しくておいしい料理が、冬の寒さをはねのけて体を温めてくれますよ。
ウニクレソン
クレソンとウニをバター醤油で味付け。簡単なレシピでもクセになる味です。冬野菜のほうれん草とウニを合わせれば、ウニホーレンです。
コウネ焼き
「コウネ」は、広島県以外ではあまり聞くことのない言葉かもしれません。牛の前バラのことで、広島県外ではブリスケと呼ばれています。薄くスライスして焼いて食べると、歯ごたえのある脂身と赤身の旨味が口に広がります。お腹いっぱいになって、体の内側から温かいエネルギーが湧いてきます。
お燗に合う日本酒
日本酒は温めると味や香りがより一層感じられるので、おいしい料理に合わせて選ぶ楽しみがあります。酒処として知られる広島には、お燗に合う日本酒もたくさんあり、飲み比べているうちに気がつけば体がぽかぽかと温まります。
広島県の蔵元を紹介している「広島県酒造組合HP」はこちら
「誠鏡 純米たけはら」(中尾醸造株式会社)
酒蔵の創業時から造り続けられている純米酒です。やや甘口で麹の旨味が感じられます。「全国燗酒コンテスト2022」でプレミアム燗酒部門最高金賞を受賞、フランスで開催されているフランス人のための日本酒コンクール「Kura Master 2022」で純米酒部門プラチナ賞を受賞しました。
中尾醸造株式会社 (竹原市)HPはこちら
「華鳩 生酛純米吟醸原酒」(榎酒造株式会社)
フランスで開催されているフランス人のための日本酒コンクール「Kura Master 2022」で生酛部門金賞を受賞しました。昔ながらの酵母の造り方(生酛)で造られており、特にぬる燗がおすすめです。
榎酒造株式会社(呉市)HPはこちら
「純米吟醸 山吹色の酒」(賀茂泉酒造株式会社)
純米吟醸酒を土蔵庫にて2~3年、常温でじっくり熟成させた長期熟成酒。「全国燗酒コンテスト2022」で特殊ぬる燗部門金賞を受賞しました。その名の通り、山吹色の美しいお酒です。
賀茂泉酒造株式会社(東広島市)HPはこちら