海と山、両方の魅力を兼ね備えた広島県では、パワースポットと言われる場所が数多く存在します。大自然が放つエネルギーやその土地が持つパワーを感じながら、心身ともにリフレッシュしませんか。
福山市・鞆の浦 仙酔島
福山市・鞆の浦に浮かぶ仙酔島(せんすいじま)は、広島県内屈指のパワースポットとして知られています。渡ると願いが叶うと言われている「龍神橋」は、気願成就のための渡り方に作法があります。橋の横にある看板をチェックしてみてください。「仙人も酔ってしまうほど美しい島」という名前の由来通り、手つかずの自然に恵まれた美しい島内を散策してみてはいかがでしょうか。
広島市 二葉山
広島駅北口から徒歩約10分のところにある二葉山は、広島市中心部にありながら、自然のエネルギーをもらうことができるパワースポットです。広島城の鬼門にあたる北東に位置することから、麓には多くの神社仏閣が並んでおり、厳かな空気を感じながら登山をすることができます。山頂には平和を願うシンボル「二葉山平和塔」がそびえ立ち、展望台からは広島市全体はもちろん、瀬戸内海や宮島まで見渡すことができます。
三次市 常清滝
神話の時代、イザナギノミコトが黄泉の国から帰還し、池で禊ぎをおこなった時から、日本では水に祓いの力を見出してきました。三次市にある常清滝(じょうせいだき)は、広島県で唯一、「日本の滝100選」に選ばれた名滝で、国内有数の高さを持つ迫力満点のパワースポットです。鬱蒼とした山道を歩み進んで行くと、その高さとは裏腹に、大きな音を響かせることもなく、ひそやかに流れ落ちる姿を突然現します。上段は荒波、中段が白糸、下段が玉水と呼ばれ、三段に分かれ流れ落ちます。その落差は126m。白い糸が垂れているように見えることからその名が付いた白糸の滝は、繊細で神秘的な美しさを放っています。秋の紅葉期のみならず、四季を通じて美しい光景と雄大な自然が堪能できます。滝壺が小さく間近で眺めることができるので、マイナスイオンをたっぷり浴びて、心と体をリフレッシュしてみませんか。
庄原市 帝釈峡
庄原市の帝釈峡は、古代からの長い時間が織り成した自然の底知れぬパワーを感じる絶景スポットです。石灰岩で形成された天然の橋「雄橋(おんばし)」は世界的に見ても珍しく、その神秘的な佇まいから、神様が掛けたとも言い伝えられています。奥行きが200mにもなる鍾乳洞窟「白雲洞(はくうんどう)」の内部は、鍾乳石や石柱が自然のまま残されており、自然の雄大さを感じることができます。約3億年前に形成されたとされる渓谷「断魚渓(だんぎょけい)」は、その名の通り、魚が遡上できないと言われるほどの豪快な流れで、その力強さは圧巻です。
廿日市市・宮島 弥山
島全体がパワースポットともいわれる廿日市市・宮島の弥山(みせん)は、弘法大師・空海の開山した霊峰で、古くから山岳信仰の対象とされてきました。空海が護摩行の際に使った「消えずの火」は、今も弥山霊火堂で燃え続けており、県内有数のパワースポットとして多くの人々が訪れています。他にも、海水が溜まる不思議な岩穴「干満岩」や、旧正月初旬の夜、宮島周辺の海面に現れる謎の灯りが最もよく見える「龍燈の杉(りゅうとうのすぎ)」の根株など、弥山には不思議なパワーを宿したスポットが点在しています。