広島の企業として、
大使とともに広島をもっと盛り上げていきたい
ふりかけの「ゆかり®」でおなじみの三島食品。1949年創業で、ふりかけの他、混ぜご飯の素や調味料などを製造しています。資材調達からこだわり、素材の味を生かしたものづくりを実践し、県内外から好評を得ています。
三島食品では、小学生大使の皆さんとコラボして、オリジナルのふりかけづくりを実施。工場見学でふりかけの製造から学び、皆で相談して選ばれたふりかけを、限定製造・販売しました。大使とのコラボにおいて、企業側のメリットや、役割について伺いました。
Profile
三島食品 広報兼直販事業マネージャー 佐伯さん
Q大使応援に賛同いただいたきっかけは、どんなことでしたか。
A我々は広島の会社として、これまでもこれからも、地元を拠点に活動していくことを前提に、日々取り組んでいます。「ゆかり®」をはじめとする当社の商品と、全国区の他社とのコラボなどで認知を広めていますが、実は製造元が広島県の会社であることはあまり知られていないのが現状。そこで、「HITひろしま観光大使」とコラボすることで、商品とともに会社も“広島の元気な企業”としてアピールしたいと考えたことがきっかけの1つです。
Q「ふりかけづくり体験」の主な目的は何ですか。
A当社は世間に「工場見学」という言葉が広まる以前から、一般の方を工場内に受け入れて製造過程の一部をご覧いただく取り組みを続けています。年数にすると、50年以上にもなります。その目的の1つに、子どもたちに地元企業のことを知ってもらい、大人になって就職先の1つに数えてもらいたいという思いがあります。ふりかけづくりを通して三島食品を深く知っていただき、その面白さや奥深さを一端でも伝えられたらいいと思います。
Qコラボ後、効果はありましたか。
A工場見学の実績は多いですが、実は企画で「ふりかけの調合」や「販売」まで実施したのは今回が初めてでした。大使の皆さんには、より「ものづくり」に対するイメージを深く持っていただけたのではないかと思います。その後、今回のふりかけづくり体験のノウハウを生かして、別の団体でもオリジナルふりかけづくりの取り組みを実施することができ、当社としてもコラボの幅が広がったと感じています。色んな会社や団体のコラボを広報につなげている当社にとって、その手段が増えたことはよかったと感じています。
QHITひろしま観光大使の魅力は?
A目的が分かりやすいところです。他県の方に紹介するときも「観光大使」というキーワードだけでも、大まかな企画の趣旨が伝わりますよね。大使の皆さんの活動は「観光という側面で広島を盛り上げる」ことで、それに賛同する我々の活動も、単なる広報ではなく、同じく広島県民として、広島を盛り上げる取り組みだという姿勢が示しやすく、やりやすいと思います。取り組みの拠点として「HITひろしま観光大使」があると、一貫したメッセージ性を保つことができるし、初めて触れる人にとっても分かりやすいのではないかと思います。
Q大使とのコラボで、今後やりたいことや、期待することはありますか。
A大使と1社とのコラボという枠にこだわらず、大使と複数企業がかかわることで、もっと面白いことができるのではないかと感じています。今は1つの企業が単独で行っていますが、まったく違う業種同士が手を取り合って、大使とコラボするのもいいですね。広島県の中でそういった面白い掛け合いが起こると、ニュースになって話題も県内、県外へと膨らんでいくと思います。そういったポテンシャルを秘めているのが観光大使だと思うので、これからも活動に参加しつつ、その広がりに期待したいです。