「オディロン・ルドンー光の夢、影の輝き 」【ひろしま美術館】
ひろしま美術館所蔵作家のオディロン・ルドン(1840-1916)が活躍した 19 世紀後半から20世紀初頭は、技術革新や社会情勢の影響を受けて、芸術家たちが新たな技法や表現に挑戦をした時代でした。
画業の前半では、空を飛ぶ目玉、人面を持つ植物など不可思議な題材を中心にモノクロームの色彩で表現し、後半生において、女性像や神話の一場面、花瓶の花などの題材を中心に色彩豊かに描いたことで知られるルドンも、そうした時代の風潮のなかで、同時代の芸術家、植物学者、文学者らとの交流を通して、自身の画風を確立しました。
象徴主義の画家としてその独特な世界観が取り上げられることが多いルドンですが、技法や画材にもこだわり、挑戦をした画家でもありました。
本展では、ルドン作品における多様な表現の成り立ちを改めて検証するため、当時の時代背景やルドンの師および交友関係、そして作品の素材や技法にも着目することで、ルドンの表現に迫るとともに、日本におけるルドンの受容にも焦点を当てます。
ルドンの版画、木炭画、パステル画、油彩画など、岐阜県美術館のコレクションを中心に一堂に展覧することで、伝統と革新の狭間で独自の表現を築きあげていくルドンの画業の全容を紹介します。
INFORMATION
- 開催期間
- 2025/01/11(SAT) - 2025/03/23(SUN)
- 開催時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)会期中無休
- 開催場所
- ひろしま美術館
- 料金
- 一般2,000(1,800)円、高大生1,000(800)円、小中生500(300)円
※( )内は、前売りまたは団体(20人以上)の料金。
※65歳以上の方は一般団体料金(1,800円)となります。
年齢確認ができるものを受付にご提示ください。
※障がい者手帳をご提示の方は、ご本人と同伴者1人が無料になります。
※本展の入館券でコレクション展示もご覧いただけます。
- 住所
- 広島県広島市中区基町3-2(中央公園内)
- 電話番号
- 082-223-2530