江戸時代後半に飢餓を救うため建てられた社倉
江戸時代も後半になると全国的に飢餓が広がり、広島藩でも食料備蓄のため社倉の設備を勧め、安永8年(1779)に建てられました。間口三間(約5.5m)、奥行二間(3.6m)、面積6坪(約20平方メートル)で土間造りとなっています。床張りがあり、柱はクリ、梁材はクスノキが用いられており、屋根は本瓦葺きにされています。島しょ部での本瓦葺きの建物は少なく、その意味でもこの社倉が地域の人々にとって重要なものであったと思われます。
INFORMATION
- 住所
- 〒734-0102広島県呉市豊浜町大浜字牛原634
- 電話番号
- 0823-68-2211