ステンドグラスに包まれる平和祈念の名建築
1954年(昭和29年)に竣工したカトリック教会です。原爆犠牲者の追悼と世界平和への祈りを込め、国内外、とくにドイツなどからの寄付や支援を受けて建設されました。設計は建築家・村野藤吾。2006年には戦後建築として初めて国の重要文化財に指定されています。西洋と日本の美が調和したレンガ造りの重厚な外観は、広島の復興と平和への歩みを象徴する名建築として愛されています。
高い天井を支えるどっしりとした柱や、壁面を彩るステンドグラスの美しさは、見どころのひとつ。このステンドグラスや塔に吊るされた鐘、さらには重厚な音色を響かせるパイプオルガンや調度品などは、ドイツをはじめとする世界各国の有志から平和への願いを込めて贈られたものです。高い窓から差し込む光が色鮮やかな模様を映し出し、ただ椅子に座って光を眺めるだけで、平和の尊さがじんわりと心に染み渡ります。
ミサや行事の時間を除き、開館時間内は自由に見学可能。椅子に腰掛け、静かに光を眺めるだけでも、心が穏やかに整うひとときを過ごせます。平和記念公園から徒歩約15分。広島の復興と平和への思いを感じられる特別な場所です。


