秘仏厳島弁財天は弘法大師空海の作と伝えられ、日本三弁財天の一つ

大願寺は、東側の塔の岡から西側の多宝塔・経の尾付近までが境内地で厳島伽藍[がらん]と呼ばれ多くの堂塔がありました。
現在の本堂は昔の僧坊で、大経堂である千畳閣が本堂になる予定でした。昔、参拝者は、大鳥居をくぐり、大願寺近くの砂浜に上陸した後、大願寺の裏にあった大風呂で身を清め、僧坊で休憩、着替えをして嚴島神社に参拝しました。嚴島神社の出口が唐破風造りで、昔は入口であったことがうかがえます。
また境内の池の中には、弁財天の使いとされる厳島龍神がお祀りしてあります。
大願寺の本尊厳島弁財天は、相模国[さがみのくに](鎌倉)の江ノ島、近江国[おうみのくに](琵琶湖)の竹生島とともに、日本三大弁財天の一つです。厳島弁財天大祭は毎年6月17日に行われます。年に一度この大祭のときに御開帳され、一般の人も拝観することができます。神仏分離令までは、嚴島神社の御本殿にお祀りしてありましたので、一般の人が拝観する機会は無かったと思われます。

INFORMATION

営業時間
08:30~17:00
※元旦は00:00~18:00ごろ
料金
無料
住所
739-0588廿日市市宮島町3
電話番号
0829-40-2070
メールアドレス
大願寺ホームページ
https://itsukushima-daiganji.com/

ACCESS

739-0588 
廿日市市宮島町3

宮島桟橋より徒歩約15分

この記事をシェアする