火野山標高705m、麓から300mに築かれた中世末期の典型的な大規模な山城跡
北広島町大朝新庄盆地の南に位置する日野山(標高705m、比高300m)の山頂に築かれた大規模な山城です。
1550(天文19)年に吉川元春が入城してから三男広家が1591(天正19)年に居城を出雲の富田月山城に移すまでの約40年間安芸吉川氏の本城として使用されました。
山上には、本丸・下り丸・二の丸・三の丸・大広間の段・姫路丸・出丸・中城・向中城があり、城はおよそこれらの九群の城郭からなっています。
山麓の盆地一体を見渡し、陰陽を結ぶ交通の要所として立地していました。