戸島川東岸一帯にある滝川古墳群の中で最大の古墳

この古墳は、江の川支流戸島川の東岸の山麓緩傾斜面に立地し、8基から成る滝川古墳群中最大の古墳です。
墳形は平面形が一辺約18mの方形で、高さ4.5m。墳丘の中位から上方にかけては石室の天井石の部分に相当するためか、傾斜が強くなり、細長いドーム状の墳頂部となっています。内部構造は方形の南辺の中央、南西に開口する横穴式石室で、全長10.7m、平面形が横長のコの字形で、玄門によって羨道(せんどう)と玄室に分けています。
この古墳の年代は、長大な切石状の石材を用いた横穴式石室、玄室幅が一定する横長矩形の平面形などの特徴からすると7世紀初頭前後に築造されたものと推定されます。

INFORMATION

営業時間
年中無休
住所
739-1202広島県安芸高田市向原町戸島字立岩
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ACCESS

739-1202 
広島県安芸高田市向原町戸島字立岩

JR「向原駅」から北北東へ約4km

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