東照宮手水舎(市指定重要有形文化財)

とうしょうぐうてみずしゃ

室町時代からの流れを汲んだ構造と江戸時代の建築の特徴をもつ手水舎

手水舎は、参拝者が手を洗い、口をすすいで身を清めるところです。
東照宮の手水舎は、四方吹放しの建物で、屋根の棟木(むなぎ)を板蟇股(いたかえるまた)で受ける構造をとっており、蟇股中央の円の中に「波に兎」の図を描くなど、室町時代の流れを受け継ぐ形式となっています。
しかし、屋根を支える横木(虹梁(こうりょう))の彫刻や、その先端部分に施された装飾、反りのない垂木(たるき)などが、江戸時代の特徴を示しています。
また、手水舎中央に据えられた手水鉢には「慶安元年(1648年)」と刻まれていることから、この建物も東照宮が創建された当初からあったものと考えられています。
指定年月日:昭和50年(1975年)9月22日
概要:桁行3.323m、梁間2.690m、切妻造、本瓦葺

INFORMATION

営業時間
(参拝時間)9:00~16:00
住所
732-0057広島県広島市東区二葉の里2-1-18
電話番号
082-261-2954
Webサイト

ACCESS

732-0057 
広島県広島市東区二葉の里2-1-18

広島駅北口から徒歩8分

この記事をシェアする