爆心地から710mで被爆した当時近代的な建物として開業した百貨店
1938年(昭和13年)、地下2階、地上8階の福屋百貨店新館が開店。当時はまだ珍しい冷暖房設備を備えた近代的な建物で、多くの人で賑わいました。
しかしすでに時代は戦時体制。1945年には陸軍や統制会社などが使用することになり、休業状態に余儀なくされました。
同年、爆心地から710メートルで被爆。戦後は営業していないフロアを貸室に充てたりしていましたが、1951年(昭和26年)に、ようやく戦前の売り場面積を回復。
いく度かの増改築を行い、1972年には外壁が全面的に改装されました。