【広島島根】豊かさって何だろう、と考えたくなる旅|ひろしまね旅


今回は、広島県と島根県を2泊3日で横断できる旅をご紹介します。テーマは「豊かさ」について。
目的はいろいろありますが、その中でもじぶんを見つめる為に旅に出る方は多いのではないでしょうか?
心が落ち着く見晴らしの良い眺めや、時がゆっくり流れるモノ・コト、または様式や空間の中にあるうつくしい存在そのもの、などなど。心に余白をもっておきたい方におすすめなスポットをご紹介します。

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reo_film さん

市街地を見下ろす黄金山は、時間帯によって表情を変える展望スポットとなっています。昼は穏やかな街の広がりを、夕方から夜にかけては静かな光の景色を楽しめます。夜半の眺めは勿論ですが、茜色に染まった空が暮れ、街が灯り始める日没から30分間程の時間帯の風景もオススメです。

標高221mの黄金山は、歩いて登れば体験としても景色を楽しめます。桜の名所とも呼ばれる道には500を数える桜の木が植えられ、木々の間からは街や海ものぞきます。さらに頂上から見下ろす広島の街は、昼から夜にかけて静かに姿を変えていきます。街の明かりが灯り、ネオンの輝きが目立ち始める光景は、旅が終わった後も心に残ること間違いなし!

耕三寺博物館は、お寺の境内をそのまま博物館にした文化施設です。色とりどりの美しい建物が並ぶ境内を進むと、白い大理石でできた庭園「未来心の丘」にたどり着きます。非日常な空間の中で、不思議と心が静まっていきます。

寺院と博物館が一体となった施設内には、極楽浄土への想いや、家族への愛を込めて建てられた建築が点在しています。非日常な光景の中を、親しみのある気持ちで巡ることができます。

白一色の大理石でできた未来心の丘では、空と海、彫刻が一体となった風景を楽しめます。丘の上に立つと、時間の流れがゆるやかに感じられ、言葉を忘れるようなひとときを過ごすことができます。

白壁の酒蔵が続く西条酒蔵通りは、日本有数の酒どころとして知られるエリアです。通りを歩くと、長い年月をかけて育まれてきた酒造りの文化や土地の営みが感じられます。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと大人の散策を楽しめる場所です。

気候と地下水に恵まれた西条には、歴史のある酒蔵が集まっています。それぞれの蔵では個性豊かな日本酒が造られ、試飲や購入を通して職人の技とこだわりに触れることができます。

白壁の蔵や赤レンガの煙突が続く景観は、西条ならではの風景です。酒蔵見学に加え、スイーツやカフェを楽しみながら、酒都として発展してきた町の歴史に思いを馳せてみてください。

ユネスコの「ベルサイユ賞」を受賞した世界で最も美しい美術館。水辺に浮かぶように建っており、建築そのものを楽しむために訪れる方々もいらっしゃいます。展示室には空や水面、季節の光が映り込み、訪れる時期によって異なる表情を見せてくれます。同じ場所でも、何度も訪れることで新しい発見があります。

下瀬美術館は、「アートの中でアートを観る。」というテーマのもと、水に浮かぶ展示室が世界的に注目されています。季節の景色と作品が溶け合う体験が魅力的です。

先進的なアート作品だけに留まらず、雛人形や雛道具をはじめ、愛らしくも技巧を凝らした工芸品、日本近代絵画や西洋絵画なども展示しています。(*展示内容は季節によって異なります)

白壁の町並みと水路を泳ぐ鯉が印象的な津和野は、「山陰の小京都」とも称される城下町です。今もそこで生活する人々の暮らしを、空気に浸りながら感じられるのが魅力です。急がず、目的を決めずに歩くことで、町の奥行きや歴史が自然と伝わってきます。

江戸時代から続く城下町の景観に、西洋文化が静かに溶け込んだ津和野。白壁と清流が織りなす町並みを歩きながら、落ち着いた時間を過ごせます。

津和野の町は、人々の暮らしや文化そのものが日本遺産に登録されています。資料館などを巡りながら散策すると、町の魅力がより深く感じられます。

山の斜面に朱色の鳥居が連なる太皷谷稲成神社は、景観の美しさでも知られる神社です。鳥居をくぐり、階段を一段ずつ上っていくと、視界が開けて心が整っていきます。自然と信仰が調和した参道は、静かに願いと向き合える空間です。

連なる鳥居と豊かな緑が織りなす景観は、神秘的な雰囲気に満ちています。自然に囲まれた境内で参拝することで、心が澄んでいくのを感じられます。

太皷谷稲成神社は日本五大稲荷のひとつですが、「稲荷」ではなく「稲成」と表記されます。これは参拝者の願いが「成る」ように、との想いが込められているためです。

松江藩主ゆかりの月照寺は、深い緑に囲まれた静かな寺院です。苔むした石段や木立に囲まれた墓所を歩くと、自然と呼吸が整い、心が落ち着いていきます。観光地でありながら、旅の合間にほっと一息つくことができる場所です。

青く苔むした境内や、木立に囲まれた墓所が、境内全体に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。ゆっくりと歩くだけで心が穏やかになる空間です。

境内には江戸時代の建築が残されており、今も変わらぬ風格を保っています。歴史の空気を感じながら、静かな時間を過ごせます。

宍道湖のほとりに建つ島根県立美術館は、水との調和を大切にした設計が特徴です。館内からは湖の景色を望むことができ、時間帯によって変化する光や色が鑑賞体験をより豊かにしてくれます。夕暮れ時には、湖に沈む夕日が館内をやさしく染めていきます。

水との調和を図って設計されたという、静かな空気の展示室では、落ち着いて作品と向き合うことができます。水辺ならではの穏やかな時間が流れているのを感じられます。

館内では、水を画題とする絵画を中心に約7,700点を所蔵しています。特に日本の版画は、この空間だからこそ美しく映えるようです。