標高700mの天空サウナ
「『ととのう』を超えた非日常」
神サウナに「とろけこむ」二人旅。
「『ととのう』を超えた非日常」
神サウナに「とろけこむ」二人旅。
事務所の海外プロジェクトでお世話になっている通訳さんが目を細め話す。「心残り…?」僕は聞き返す。「ああ、岡山県に程近いところにすごいサウナがあるらしいんだけど、知ったのが最終日で立ち寄れなかったことだね」旅行へ行くたびにサウナ情報をくれるサウナ仲間、いやサウナ兄貴でもある通訳さんは続ける。「トウヤ君、最近彼女とあんまりデートできてないんでしょ。もうすぐプロジェクトもひと段落するし、彼女と一緒に行ってきたら?『神サウナ』がある神石高原に。」「神サウナ!?」
神石高原で調べてみると、観光協会のホームページには「『神』いづるまち 〜出会いの高原〜」とあった。早速アヤカにメッセージを送る。夜勤明けだからまだ寝ているだろうけれど、きっといい目覚ましになるだろう。
サウナ。
昔はおじさんのオアシス、と言われていたものが、今や男女問わず若者の間でブームになっている。のめり込み度合いは様々だけれども、趣味として挙げる人は少なくない。
サウナを題材にした漫画はドラマ化され、科学的観点から医師がお墨付きを出した本も世に多く出ているし、一般的にも広く知られるところとなった「ととのう」という単語は、2021年には流行語大賞の候補にもなった。
「ととのう」とは、「サウナ→水風呂→休憩」のセットを何度も繰り返し、多幸感を得ることを指すのだが、それ以外にもたくさんの魅力があると僕自身は感じている。外界と遮断された世界で、スマホに触ることもなく自分自身と向き合うあの時間。肉体的にも精神的にも、これ以上ない言い回しだと思う。
しかし、だ。
その「ととのう」を超える体験が、神石高原にはあるというのだ!スマホには、早速アヤカから、興奮が抑えられないといった返信が来ている。そうして僕たちは、パワースポット巡りをしてきた兄貴の「御託宣」のようなオススメを頼りに、神石高原へと向かう予定を立てた。
せっかくの広島旅行を満喫するため、福山市に前日入りした。魅力的な居酒屋を少しだけ堪能したが、もちろん今日のために深酒はせず早寝をし、「ととのう」を超えるための準備は万全だ。
昨日出迎えてくれたバラが、今日はお見送りをしてくれる。駅前の看板に「ようこそばらの町」と書いてある通り、福山はバラの街として知られているのだ。
福山城が、昨日の夕方とは違った佇まいでサウナ日和の青空に映えている。新幹線のホームから間近に見える全国的にも珍しいそのお城は、「日本城閣の最高到達点であり、最高傑作」とまで言われているという。「今日は『ととのう』の最高到達点、最高傑作を体験する日だね!」意気込むアヤカと、レンタカーに乗り込んだ。
福山駅から北に向かうこと10分くらいで、もう目に映る緑が多くなってきた。山々を眺めながらハンドルを握り、初のテントサウナに想いを馳せる。一体どんな体験が僕らを待っているのだろうか。
「もう、ホームサウナに行けない体になったら、困っちゃうねえ」アヤカが笑いながら言う。
山道にさしかかってくると、今日の目的地である「神石高原ティアガルテン」の看板が何回か出てきた。近隣に広がるゴルフ場の風景、その緑の鮮やかさに2人で声を上げていたところで、 標高約700mの高原リゾート「神石高原ティアガルテン」に到着した。
「車で1時間ちょっとでこんな自然があるんだね〜!」車内から出て伸びをしているアヤカが言う。「標高約700メートルの高原ならではの、心地よい風、生い茂る生命力あふれる木々たちが、あなたをお出迎えいたします」と言うホームページの文言通りだ。
「あ、ヤギだ!」駐車場からヤギを見つけたアヤカがはしゃぐ。「お出迎えしてくれるのは風や木々だけじゃないんだね。サウナではきっと、サウナの神様がお出迎えしてくれるかもね」
確かに。僕は密かに、アヤカのことをサウナ詩人、と呼んでいる。
緑の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、受付へと向かう。入り口の横には薪やバーベキューといった、普段行くサウナ施設にはない非日常感があり、期待は高まるばかりだ。施設に入ると、キャンプ向きの缶詰や、子供向けの駄菓子もある。園内で宝探しゲームもできるらしい。家族で来るにもいいだろうな、と僕はサウナ兄貴のことを思い出していた。
神石高原で作られたピオーネのワイン、牡蠣や小鰯といった広島らしい缶詰、ご当地キャンプブランドのお米や万能調味料。泊まりにしておくべきだったな、と早くも次のことを考えてしまうくらい、胸躍る品揃えだった。
受付を済ませた後、一息入れようと園内にあるカフェに向かう。見渡す限りの草原を前に、アヤカは走り出していた。木造の可愛らしい「ムームーカフェ」でソフトクリームを2つ頼んだ。ジャージー牛やブラウンスイス牛のミルクでつくられた濃厚でおいしいソフトクリームを食べると、足取りはさらに軽くなった。
続いては、先ほど見たヤギたちと戯れた。そう、もともとティアガルテンとは、ドイツ語で小さな動物園のことを指している。
他にも色々なものづくり体験や滑り台、水遊びなどのアクティビティもあって惹かれるが、今回のメインはサウナ。満を持して、今日、僕たちだけのためのサウナがある「天竺キャンプ場」へ。移動すること車で数分…。
「うっわ!」「やっば!」
社会人らしからぬ言葉しか出てこない絶景。ポツンと立つテントサウナからは、遮るものなく中国山地が一望できる。その、夢のような風景に目だけでなく心まで奪われていた。
サウナ→水風呂の後に必須の休憩は、施設だと室内のところが多い。外気浴ができたとしても、街中だと目隠しのための衝立てがあったりするのだが、ここにはそれらが一切ない。言葉を失ったというよりも言葉が必要ない。そんな感じで風景を堪能したあと、口を開いたのはアヤカだった。
「あれ、トウヤが欲しいって言ってたインフィニティチェアじゃない?」
そうだった。欲しいものリストに追加していた、外気浴には欠かせない水平に倒れることができる椅子だ…!まだサウナに入っていないにも関わらず、自然からの「神対応」を受けている気持ちになっていた。
もみじ並⽊が続く全⻑3.9kmの森林セラピーロードの散策ができ、木漏れ日の中を歩くことで、生理学的に実証された森の効果を体感することができます。森林ロードは季節ごとの表情があり、秋には紅葉した中での散策をお楽しみいただけます。
テントサウナへ案内してくださったのは、神石高原町 観光協会の山田さんだった。「こんにちは!今日はよろしくお願いします!」ご挨拶をすると「こんにちは、サウナお好きなんですか?」と笑顔で聞いていくださった。「はい、大好きです!」二人揃って答える。続けて「ととのうを超えた、『とろけこむ』がここにあると伺って来ました!」とお伝えすると、山田さんは準備を進めながら「ジンセキ テントサウナ」のことを教えてくれた。
「初めてこの場所でサウナを体験した時、神石高原と一体化したんです。これは『ととのう』じゃないなと。その時に降りて来たんですよ。『とろけこむ』という単語が、この標高700mの高原に…」山田さんは続ける。
「サウナ歴は16年近くなりますが、神石高原には移住してきたんです。当時、サウナの施設が一箇所しかなくて、あるときに気がついたんです。木、水、気温、ロケーション、そして食事。ここ神石高原には、サウナのためのすべてが、完璧に揃っていることに。
で、やってみたらまさにメルティング、チョコレートに使われる言葉ですよね。チョコが溶けていくように地面にとろけこんでいったんです」
ジンセキ テントサウナの売りは、何といってもこのロケーションだろう。面積の8割以上が森林かつ標高の高い高原地帯なので、年間を通して清涼感溢れる澄んだ空気を味わうことができるという。なので、夏以外は水風呂がなくても外気浴だけで充分に「とろけこむ」心地良さを堪能できるそうだ。
「サウナの中に、神石高原そのものを表現したかったんです」
「ということは、そのヴィヒタも…ですか?」
ヴィヒタとは、白樺の葉をブーケ状に束ねたサウナアイテムだ。直接肌を叩くことで、発汗や血行を促すもので、本場フィンランドでは2000年以上前から現在まで一般的に楽しまれているといい、「ヴィヒタ抜きのサウナは塩抜きの料理」という言い伝えまであるらしい。
「もちろんです」 このヴィヒタも神石高原町で取れたもので、新緑の時期に摘んでいるのだそうだ。「野生的で青々しい複雑な香りに包まれることで、より『神石高原そのもの』を表現できるんですよ」ヴィヒタを浸しているロウリュ水も、神石高原町産のヒノキやユズなどから作られた100%ナチュラルのオリジナルアロマを使ったものだし、敷き詰められているヒノキのチップに加え、薪も神石高原産を活用しているそうで、すべてが自給できているらしい。
ようやく「とろけこむ」準備はととのった。
山田さんが説明を終えテントを閉じると、じんわりと汗が滲み始めた。「んんんん…!」先ほどの言葉がすべて腑に落ちていく。足元からはヒノキの香りが立ち上り、白樺のヴィヒタがその香りに複雑さを加えている。ベースはフィンランド式なので、80℃前後だろう。『低温・多湿』で、息苦しくなくじっくりと体の芯まで温まっていく。
志を同じくした名も知らぬ同士と隣り合わせる街のサウナもいいが、貸切サウナのいいところはその没入感にある。互いが、互いの大切な時間を大切に思い、言葉の代わりに汗が感情を物語る。天然のBGMは薪が爆ぜる音と、たくさんの野鳥の声。すべてを肯定する「いいね」「うん、いい」だけを交わしてその時間を味わう。
一度外に出て、高原の外気を味わう。なるほど、これが水風呂なしでも充分、といっていた意味か…!「とろけこむ」に向けて、もう一度テントサウナ内に入ると、山田さんが「おもてなしアウフグース」をしてくれた。
ヴィヒタをアロマ水にディップし(浸し)、こぼれ落ちる雫をサウナストーンにかける。心地よい蒸発音と共に、神石高原のアロマがテント内に立ち込める。
こうして蒸気を発生させるのが「ロウリュ」といい、立ち昇った蒸気をタオルなどで攪拌させるのが「アウフグース」だ。
日本では「熱波」と呼ぶ施設もあり、アウフグースをする人(アウフギーサー)は熱波師と呼ばれ、ショー的な技術を競う世界大会も行われている。
山田さんがタオルを使い、バサッ!バサッ!と「熱波」を送ってくれる。肌から汗がさらに滲み出す。ヴィヒタ、アロマ水、ヒノキのチップ。薪。神石高原そのものの熱気というよりも精気に包み込まれ、またしばし全身でその喜びを感じ取る。
「今だ…!」
熱いテントサウナから外へ出ると、清涼な外気に包まれた。その空気を胸いっぱいに吸い込んで「行こう!」と飛び込んだのは、山からの地下水を汲み上げた「神石高原温泉の水風呂」だ。
水と一緒に笑顔が溢れでる。火照った体が一気に冷めていくと、深呼吸する空気の温度も下がった。インフィニティチェアに呼ばれるように二人並んで腰をかけ、背もたれをほぼ水平まで倒す。椅子から体が浮かび上がっていくような、それでいて大地と一体になっているような感覚を覚える。
「これが…」
これが、「とろけこむ」と言うことか…!
些細な悩みや心配事は全て汗として放出され、地下水に清められ、あるものは一点の曇りもない純度100パーセントの「いのち」のみ。空へ、大地へと「とろけこんで」いくことで高原と天の繋ぎ目を、自分たちが担っているように思えた。
目を瞑っていると、隣からアヤカの声が聞こえた。喋った、と言うよりは、漏れ出たような声だった。
「世の中には二種類の人間しかいないね…。とろけこんだ人か、そうじゃない人か」
確かに。やはり、アヤカはサウナ詩人だと思った。
その後も、ロウリュやアウフグースをセルフで楽しんだり、ヴィヒタで互いの肌を刺激しあったりしてセット数を重ねた。これも、貸切の醍醐味だ。
とろけこみ、実態がなくなってしまうんじゃないかと言うところまで堪能しきったところで、山田さんから「サ飯の準備ができましたよ!」との声がかかり、現実へと戻ってきた。
約30年前に源泉が発見されたまま、忘れられていた幻の温泉。廃校の小学校の敷地を活用し、2018年にオープンしました。美人の湯として知られる乳白色の湯で肌がしっとりすべすべになることから、たくさんの旅行客が訪れる県内でも有数の泉質の温泉です。
〒720-1602 神石郡神石高原町井関1282
TEL 0847-85-3553
サウナ後のご飯。通称「サ飯」。
ととのった状態で食べる食事がとにかく格別なのは、汗とともに失った塩分や糖分を欲することで味覚が敏感になっているから、とか、発汗によりエネルギーが消費され空腹感が増しているから、と言われている。今回は「とろけこんだ」状態、しかも景色も空気も良い場所なので、味覚だけでなく五感が敏感になっているように思う。
「いや〜、おっしゃっていた意味が分かりました…」「本当に、とろけこみました…」二人で感想を伝えると、山田さんが微笑んだ。「ありがとうございます。ジンセキ テントサウナには季節ごとの良さがあるんですが、やはり秋が一番ですね。外気浴と景色のバランスが最高です」紅葉が広がる中国山地を眺めながらの「とろけこみ」を想像するだけで、うっとりとした気分になる。
「冬はマイナス10度にもなるので、前日から水風呂を用意しておくと凍ってしまうんですよ」「まさにフィンランドですね…!」そんな話をしながら、サウナポンチョのままバーベキュースポットへと向かった。
「わあ!!」
食材が並ぶお皿を見て、二人して歓声を上げた。なんて美しい牛肉だろう。「こちらが、“あの”神石牛です」あの、というのはバイデン米国大統領が初来日した際に口にしたことで有名なものだからだ。古くから和牛産地として知られる広島県において、広島県牛と言えば“神石牛”と言われてきたらしく、種牛・肉質両面で日本一の栄冠にも輝いたことがあるそうだ。
他の食材も、いつも見るそれよりとても新鮮に見える。聞けば、基本的に地産地消、サ飯でも「神石高原そのもの」を味わうことができるのだ。
「これは何ですか?」BBQにおいて見慣れない食材を尋ねると、特産品のこんにゃくであることを山田さんが教えてくれた。神石高原の気候や環境は、全国でも珍しいこんにゃく栽培の最適地だそうで、こんにゃくイモの和玉在来種では日本一の産地だそうだ。この和玉在来種、こんにゃく成分の”マンナン質”や”デンプン”が質・量とも優れており、和玉在来種からつくられたこんにゃくは、苦味のない懐かしくて素朴な味わいだという。
「いただきまーす!」さまざまな鳥の声に囲まれた森に、肉が焼ける音が響く。敏感になった嗅覚が、全開で香りを受け止める。まずはアヤカが肉を一口。「これ、一生食べていられる!!」また繰り出された名言につられ僕も一口食べる。
本当だ…。脂が爽やか、と言えばいいのか。くどくない。これは本当に一生食べれるやつだ…!少し焼いたおむすびの香ばしさと歯触りが、その魅力をしっかりと受け止める。お米とお肉が魅力を高め合っている。まさにサウナと水風呂のような、切ってもきれない存在だ。
「わあ!!」
続いてはこんにゃくを。一口噛むと歯が楽しんでいる。「プルプルでお肉みたい!」アヤカの箸が止まらない。生臭みや苦味が一切ない。野菜はどれも滋味深く、キャベツと玉ねぎはバーベキューが一番美味しいと思うと言うことで一致した。
何を、誰と食べるかも大事だけど、どこで、も大事だなあと木々の向こうに広がる山を眺めながら感じていた。「朝は雲海を見ながら、夜は星空の下でのサウナ体験もできるのが、ここ神石高原なんです」山田さんが教えてくれた言葉を思い出しながら。
今度来るときは、絶対に泊まりでこようと二人で顔を見合わせうなずいた。
神石高原ティアガルテンを後にし、曲がりくねった山道を走って、“世界にひとつだけの紙飛行機専用の飛行場”「とよまつ紙ヒコーキ・タワー」を目指す。せっかくこんな景色の良い場所まで来たのだから、別の絶景からも紙ヒコーキを楽しんでみよう、と言う趣向だ。
20分ほどで、標高663m、豊松の米見山(よなみやま)山頂公園に到着する。中央にそびえ立つ高さ26mのタワーは空を目指す飛行機のようで圧巻だった。ちなみに恋人の聖地でもあり飛ぶおみくじ「ラブコプター」なるものもある。
塔の中に入ると、壁にかかった大きな紙ヒコーキが目をひいた。
「こんなにたくさん種類があるんだ!」ジュピター、ツインスター、立体ステルス…壁に飾られた様々な名前の写真や実物に舌を巻いた。
この場所は、超精密鋳物(いもの)加工で有名な、広島県福山市の株式会社CASTEM(キャステム)が運営しており、その代表取締役の戸田拓夫さんは、折り紙ヒコーキ協会会長でもあるそうだ。
入館料は小学生以上から1名につき300円で、サトウキビの搾りかすを原料に作られたエコ用紙が5枚ついてくる。木製の机が並ぶナチュラルな作業スペースで様々な教本を頼りに、紙ヒコーキを折っていく。
「ねえねえ、ラブコプター、なんて書いた?」
願いを書き込みタワーから飛ばし、敷地外まで飛んだら開運。敷地内に落ちても願掛けの木にくくりつければ叶うはず。というこの飛ぶおみくじ。
僕は、アヤカとずっと一緒にいられるようにと書いたが、チラッっと見たアヤカのラブコプターには「一緒にフィンランドのサウナに行けますように!!」とあった。
エレベーターで地上15mまで上ると、そこには360度を見渡せる展望台があり、四方の山々から心地の良い風が吹き込んでいる。自由に飛び回る鳥たちが、未来を祝福してくれているかのように感じられる心地よさだ。
見晴らしはどこも素晴らしいので、一番風向きが良さそうな場所を選び「せーの!」で手放した。ラブコプターも、紙ヒコーキも、思った通りには飛ばないけれど、ゆっくりと楽しそうに舞う様は、何だか自分たちのようで微笑ましかった。
たくさんの願いを込めて紙ヒコーキを楽しんだ後は、“愛の鐘”を鳴らし、二人で手をあわせる。とろけこませてくれた神石高原に、元に戻りつつある世の中に、横にいてくれるアヤカに。
「こんな場所に連れて来てくれて、ありがとう!」
ラブコプターの願いが通じたのか、アヤカがこちらを振り向いた。本場フィンランドに行くには、もう少し時間がかかるかもしれないけれど、次の秋にはまたここに二人で、星空と雲海を見に来ようと心に決めた。
※水着(乾きやすい衣類)を持参すること。サウナハットやタオル、ガウン等は全てレンタル可能。