聖なる山の頂で、
星空と御来光体験

「光輝く非日常」
神様と一夜を共にする、母と娘の修行旅。

裁縫師のミホ(46)と、大学生のハルヒ(22)は、周りからも羨ましがられる姉妹のような仲良し親子。就職を機に22年間住んだ実家を離れるハルヒに、お寺巡りが好きな母・ミホが言った。「私と二人で卒業旅行に行こう」二人が向かったのは神様の島、広島の宮島だった。

お母さんと二人の卒業旅行。

「二人で、心を鍛えに宮島まで行かない?修行体験。」

県外で就職が決まったことと、卒業旅行に行けなくなったこと。良いこととそうでないこと、両方が決まった私に向かってお母さんが言う。私が実家を離れるにあたって親離れする努力も必要でしょ、と。聞けば、ドレスのお直しをしている取引先のウェディングプランナーさんが「体験を通じて歴史と文化に触れ、土地のものに酔いしれる。最高です」と、広島をお勧めしてくれたらしい。

だからと言って、なんで修行? 「歴史と文化に触れ、お酒の代わりに霊水で乾杯、なんて最高じゃない?神様はもちろん、星にも願うことができるし、何よりあなたが自分自身と向き合える貴重な時間を共有したいの」とお母さんは続ける。そうして「聖なる山 宮島・弥山の山頂で満点の星空と御来光を拝む修行体験」に参加するために広島に向かうことになった。

欲のままに、食べ歩き。

ターミナル、という言葉はいつだって胸が躍る。開放的な吹き抜けが心地いい、真新しい宮島口旅客ターミナルで娘と二人であることに新鮮さを感じていた。

「嘘をつくな。自由に生きろ」

シンプルで唯一の家訓通りに育った娘のハルヒが、家を出ていく。娘というより、親友が引っ越してしまうような気持ちだ。私も子離れをしないと、と思っていたとき、“広島_お寺”というキーワードで検索して出てきた大聖院の『修行体験』という言葉に惹かれた。自然と一体となって心を整える体験を共にすることで、何か困った時に彼女自身を助けるヒントが得られるのではないか。そう思って決めた。

フェリー乗船は10分ほどだけれど、穏やかな瀬戸内の風景に、十分な旅情を感じることができた。
宮島に着くと由緒ある佇まいの木造建築が並び、レトロな看板が所々に見られる。参道から路地を一つ入れば、ゆったりと営まれる生活の中に溶け込んだような気持ちになれる。

「修行はお腹が空くでしょう?たくさん食べておこうよ!」とハルヒに提案した。山に登るまでは、欲の赴くままでいいだろう。ランチは「お食事処 とりい」で二人の大好物でもあり、滋養もたっぷりありそうな牡蠣を食べることにした。

「うわー!!お父さんに送ってあげよう」磯の香りに満ちた湯気に向かって、二人でスマートフォンを向ける。カキフライとむき身の牡蠣、両方を卵とじにしていただくその名も「かきの欲張り丼」。窓から嚴島神社を眺めながら、おいしい滋味を体に取り込む。

お食事処 とりい
〒739-0521 広島県廿日市市宮島町大町1144
TEL 0829-44-2202
営業時間 10:30~16:00
URL http://toriiya.co.jp/torii/index.html
※御席のご予約はお受けしておりません。
 予めご了承願います。

食後は歩きながら一休み。女子同士となればスイーツが欲しくなる。宮島発祥であるもみじまんじゅう。それを揚げた、揚げもみじが気になって「紅葉堂」に入る。

注文から数分、太い梁が印象的な昭和テイストの店内で揚げたてをいただく。サクッという音に続き、しっとりした生地と餡の甘みが広がり「いくらでも食べられる!!」とハルヒも満面の笑を浮かべている。

海にそびえる大鳥居。改修中でも威厳がある。「もう就職祈願は終わったからさ」と少し寂しげに言うハルヒに、すかさず「じゃあ彼氏だね」と返す。すると「免許免許免許…」とごまかしていた。彼女のドレスを縫うのは、まだ先のことになりそうだ。
良い2日間になるよう私も手を合わせ、ロープウエー乗り場に向かった。

紅葉堂 弍番屋
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町512-1
TEL 0829-44-1623
営業時間 9:30〜17:30頃(※季節により変わります)
定休日 不定休 ※お問い合わせください。
URL https://momijido.com/

POINT!

しっとり美味しいもみじまんじゅう。起源には、宮島を愛していた伊藤博文が茶屋で休憩していた折、給仕した娘の手を見て「なんと可愛らしい、もみじのような手であろう。焼いて食うたらさぞ美味しかろう」と言った冗談がヒントになり、紅葉谷ならではの和菓子を職人が完成させたと言う説も。『さらしあん(こしあん)』を入れたものが一般的ですが、今では粒あん・クリーム・チーズ・チョコ・抹茶・栗・芋・各種フルーツなど様々な味が開発され、現在、宮島に約20軒も製造業者さんがあるとか!ぜひ食べ比べを楽しんで。

思い出を辿っていくように。

いよいよ標高約535mの霊山「弥山」の山頂へと向かう。ロープウエー乗り場までは、シャトルバスも出ているけれど腹ごなしも兼ねて徒歩で。自然に触れながら10分ほど歩くと紅葉谷駅に到着した。まずは乗り換えの榧谷(かやたに)駅まで10分、そのあと展望台のある獅子岩駅までは4分で着く。

ロープウエーが紅葉谷駅を後にする。空に向かって空中散歩をしているような感覚。足元には手付かずの原始林が広がり、その向こうに瀬戸内海。が、私はお母さんと違って高いところが苦手!!

「高いところ苦手ー!!」そう言って視線をうろうろさせていると、お母さんが「ハルヒは想像力が豊かなだけでしょ」と落ち着いた口調でポジティブな解釈を与えてくれる。いつもそうだった。これはお母さんの特技であり、私が憧れているところでもある。

ロープウエーが紅葉谷駅を後にする。空に向かって空中散歩をしているような感覚。足元には手付かずの原生林が広がり、その向こうに瀬戸内海。が、私はお母さんと違って高いところが苦手!!「高いところ苦手ー!!」そう言って視線をうろうろさせていると、お母さんが「ハルヒは想像力が豊かなだけでしょ」と落ち着いた口調でポジティブな解釈を与えてくれる。いつもそうだった。これはお母さんの特技であり、私が憧れているところでもある。

獅子岩駅に到着。明らかに空気が違う。目に映るのは瀬戸内海のパノラマ。お茶で一息入れて今日の目的地、弥山本堂へと向かう。
かきの欲張り丼や、揚げもみじがエネルギーになり、足を動かしてくれている。家族で歩んだ道を辿るように、なぞるように。会話しなくても、分かり合えている。

どこへ行くかも大事。でも、誰と行くかがもっと大事。
家族から学んだ、一番大切にしていることをしみじみと思い出しながらお母さんの背中を眺めていた。

POINT!

宮島ロープウエーでは、循環式と交走式の2種類の方式のロープウエーを連絡し運行する、日本では珍しい方式で営業をしています。自動循環式ロープウエーは、少人数乗りの搬器を所定の間隔で順次出発させるもの。交走式ロープウエーは、2台の客車が山頂と山麓を交互に往復するシステムで、一度に多くの乗客を運ぶことができます。眼下に広がる原始林と瀬戸内海、山頂に向かっていくにつれて変化してゆく風景と合わせ、違いについてもチェックしてみては!
http://miyajima-ropeway.info/

星に願いを。そして感謝を。

いよいよ本堂にたどり着いた。大同元年(806年)に弘法大師・空海が開基し、修行をされたと言われるお堂だ。木々に囲まれ、見上げれば空があるだけ。聖なる空気に包まれているのを感じる。「そういえばさ、来るとき、おじいちゃんに言われたの」ハルヒがいう。「空海さんに、ちゃんとご挨拶しておいで」って。聖なる空気が和む。「なんて言うつもりなの?」と聞くと「お疲れさまでーす!!」とのこと。明るく真っ直ぐ育ってよかった。

僧侶が現れ、ご挨拶をする。もっとお堅い感じの方かと思ったら、笑顔が似合う気さくな方だった。自己紹介をしてから、今日明日の流れの説明を受ける。まず、これから本堂にある御本尊、霊火堂を見学。そのあとは写経と写仏。そして夜は歩いて10分ほどの山頂から星空を眺める。早朝は同じ場所から御来光を拝み、そのあとは三鬼堂で朝勤行。瞑想をし、僧の方と同じ朝食をいただいたら掃除をして終了、とのことだ。

修行体験の企画は何年か前からあったが、旅もしづらい現在のような状況になってより必要性を感じたそうだ。「イライラしてたら星なんか見えませんよ。それに山頂で朝日を浴びたら、いろんなことがどうでもいいやって思えますよ。二人で同じ時間、体験をともにして心を養うことで、仲を深めることもできるし、ギスギスしたものを溶かすこともできます」そう言って僧侶は空を仰いだ。「次のステップへのケジメにもなりますね」私たちの狙いもお見通しのようだ。

まずは御本尊。虚空蔵(こくうぞう)菩薩、その脇に不動明王と毘沙門天を祀っている。

愛染明王の前で足を止めると「愛と慈悲の心を表した縁結びの仏様です。現代でいうキューピットのような存在ですね」と僧侶が教えてくれる。聞くなり、大きくうなずいていたハルヒが、力強く目を閉じ祈っている。難しい言葉を使わず、分かりやすく、興味深く説明をしながら笑う僧侶は、まるで親戚のおじさんのようだ。

次に不動明王を祀る、不滅の霊火堂。修行した時に焚かれた火が1200年経った今も消えることなく燃え続けており「消えずの火」と言われていて、広島平和記念公園の平和の火の元火の一つになっている。また、恋の火にもなぞらえこの場所は「恋人の聖地」に認定されているそうだ。

堂内の茶釜で沸かした万病に効果があるとされる霊水を、乾杯の仕草をしてから飲む。ハルヒが「彼氏できるかな…」とつぶやいている。それは病ではないだろう。

お次は、庫裡(くり)に移動しての写経と写仏だ。ハルヒは写経。私は写仏を選んだ。

まずは塗香(ずこう)で体を清める。般若心経を一緒に唱え、気持ちの準備をする。般若心経とは、三蔵法師がインドから中国に持ち帰ってまとめた600巻という膨大な経典から、重要な点を262文字に凝縮したもの、だそうだ。「唱えるだけで、功徳がいただけます。一生覚えておいて損はないですよ」と僧侶。

久々に筆を持つ。「筆を立てる!」「背筋を伸ばす!」部活の顧問のような僧侶に優しく諭されながら、40分ほどで書き終えた。お互いに見せ合う。我が子ながら良い字を書く。私の仏様はお守りに、引越し先に持っていってもらおう。

心が落ち着いてきた頃にはお腹が空いてきた。持参したお弁当をありがたく食べ、1日を振り返っていたら夜になった。

「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり、と、初代内閣総理大臣の伊藤博文が感嘆した頂上ですよ」ライトを片手に岩を踏みしめ、僧侶のサポートのもと弥山の神倉座(かみくらざ)がある山頂に向かう。夕方で営業が終了するロープウエーに乗って来ることはできない、特別な体験だ。

到着すると、昼間みたそれとは全く違った光景が広がっていた。まさに、光の風景だ。「街の明かりが落ちてくると、今度は夜空がもっと輝いて見えますよ」と僧侶。夜景も星も、どちらも格別だ。「何万年も前の光だよ?信じられる?」ハルヒが言う。

そうだね。ハルヒとの、あっという間だった日々を振り返る。流れ星を探しながら続ける。「いつでも願ってるってことが大切なんだよね」

私の願いなら、もう叶っている。叶い続けているよ。あなたが生まれた時からね。

空は、どこでもつながっている。

空は、どこでもつながっている。

庫裡(くり)に戻り寝袋に入ったけれど、夜空の興奮もあってすぐには眠れず、お母さんと小声で他愛ない話を少しだけして、暗く、静かな夜は更けた。スマホを触ろうと思わなかったのは不思議だった。アラームなど使わずに目が覚める。静謐、という言葉がよく似合う暗い空気の中、足元を照らしながら再び山頂へ向かう。

東の空がじわり明るくなってくると、みるみるうちに太陽が昇ってきた。指先の感覚がなくなるくらい、しっかりと祈った。何に対して?またこうして陽が昇ることに対して。

夜と朝が、星と陽が。空と海が、神様と自分が。過去と今が、そして、お母さんと自分が。繋がっていることを実感する。沖をいく船が波を作り、キラキラと反射し輝いている。世界を称える拍手のようだ。目線をあげると、四国まで見える。1982mあるという、愛媛の石鎚山だ。「日本って狭いね」とつい口に出る。実家を離れる自分を励ましたかったのかもしれない。

本堂に戻る。三鬼堂の前で、僧侶に朝のご挨拶をする。ここは、福徳、智恵、降伏の徳を備えた霊験あらたかな弥山の守護神で、三鬼大権現(さんきだいごんげん)といい日本で唯一「鬼」を神様としているお寺だ。毎日家内安全、無病息災、開運厄除けなどの祈祷が行われているらしい。「『さんきさん、さんきさん』言うてね。みなさんお参りにきます。お参りをする人の心の在り方がとても重要で、敬えば神となり、侮れば鬼ともなるんですね」僧侶のお話はお母さんから教わった物事の捉え方と一緒だ、と思った。

いよいよお勤めと瞑想の時間だ。まずは、お経を唱え、祈りを捧げる。「太鼓でリズムを取りながらご一緒に唱えましょう」僧侶の背中を見て私たちの背中も伸びる。
「朝はゆっくり大きな声でいきましょう。合掌礼拝」ドン。低い太鼓の音が空いたお腹に響く。空いている、というよりは、体の中が澄み切っている感じだ。
夜食やおやつを食べていないのもあるだろう。ここまで朝食を楽しみにしたのは久しぶりだ。

続いて、瞑想の方法について教わる。
まずは「半伽趺座(はんかふざ)」といって右足を左ももの上に置く。そして背筋を伸ばす。左手をおへその下に置き、右手を添え親指同士を軽くつける。こうしてお釈迦様を形に表すそうだ。目は、一畳先を見る。

呼吸は鼻からおへその少し下にある丹田(たんでん)に向かって廻らせていくイメージで10秒ゆっくりと吸い、吸い切ったらゆっくりと吐き出す。これを繰り返す。回廊に腰掛けて、教わった通りに瞑想を始める。最初は数を数え、座り方、呼吸の仕方を意識しながら。あたたかい陽の中で目を閉じると、白い光に包まれている気になる。徐々に慣れてくると、船の音。木々の匂い。霊火堂からほんのり薫る炭火の匂い。五感が全て開く感じがしてくる。
いいですよ、と言われ目を開ける。思った以上に時間が経っていないことに驚く。

感想を聞かれる。「眠くなると思ったけど、眠くならなかった」横でお母さんが言う。もっと他にあるでしょ!!と言いたくなる私も「よく、わからなかったです」と正直に答えた。すると、僧侶は「それでいいんです」と微笑んでくれた。「わけわからん感覚。それは、経験したことがないからなんです。その経験が大切なんです」と。鳥の声が、さっきより鮮やかに聞こえるようになった気がした。

感想を聞かれる。「眠くなると思ったけど、眠くならなかった」横でお母さんが言う。もっと他にあるでしょ!!と言いたくなる私も「よく、わからなかったです」と正直に答えた。すると、僧侶は「それでいいんです」と微笑んでくれた。「わけわからん感覚。それは、経験したことがないからなんです。その経験が大切なんです」と。鳥の声が、さっきより鮮やかに聞こえるようになった気がした。

庫裡(くり)に戻る。引き戸を開けると、お味噌汁のいい香りが出迎えてくれた。待ちに待った朝食の時間だ。「#日本の朝」とハッシュタグをつけたくなるくらい、それはそれは日本の朝だった。今日は無音行で頂きましょう、とのこと。話さない、ではなく一切の音を立てずに無音で食事をするのだという。

最初に「五観の偈(ごかんのげ)」を唱える。食事をいただく5つの心構えだ。

一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。
一、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
一、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪(むさぼり)など三つの過ちを持たないことを誓います。
一、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
一、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。

食事に集中すること、それはつまりいのちの勉強だと教えられる。
美味しそうに見えたたくあんが、一気に高い壁に見えてきた。

ほんのり湯気が立つ、ふっくらとしたお粥から、いただく。音を立てない制限があるから、自ずと意識し、集中できる。噛み切らないから、味が滲み出る。心音よりゆっくりと口を動かすたびに、味わいが変化し、自分にとっての万人の顔と感謝が浮かぶ…。

けど、どうしたって、たくあんの音が鳴る!!

ネギの代わりの水菜の音も鳴る!!

「難しいですよね」と笑顔の僧侶。意識して食べることで、特に味付けのない自然の恵の食材自身に、深い味わいがあることに気づくことができた。その体験は、お腹はもちろん、心にも満足感を与えてくれた。

一生消えない、ストーリー。

眠くなるような満腹感ではなく、心が安らぐ満足感を得て、最後は掃除だ。余計なものを削ぎ落とす仕上げの作業。早朝より、空気が生き生きと感じられる。生物が活動を始めた気配がする。当たり前のことを、大切にしよう。

光輝く風景の動画を、ハルヒがSNSにあげている。一晩だったけど、一生消えないストーリーになったね。

最後、お別れの際に僧侶から合掌の形を教わった。「手の平の中を少し膨らませ蓮の花を作るように」蓮の花は女性らしい柔らかさを表しているそうだ。「離れゆく愛」と言う花言葉があるが、大丈夫。蓮の根のように、わたしたちの見通しは明るい。そう思う。

手を合わせながら、当たり前だった色々に気が付いたのかハルヒが「ありがとう」とつぶやいた。

こちらこそ、元気に育ってくれてありがとう。

未来はもちろん、彼女と一緒に過ごしてきた今までの全てに感謝をしたい。そんな気持ちになって手を合わせたまま目を閉じて深呼吸をすると、穏やかな宮島の光と一つになれた。

ツアーの詳細 / お問い合わせ先

問い合わせ先
宮島弥山大本山 大聖院「弥山修行体験」係
住所
〒739-0592 廿日市市宮島町210
TEL
0829-44-0111
FAX
0829-44-0428
MAIL
misen806@daisho-in.com
開催日
毎月の新月または満月の夜
対象年齢
小学生以下は保護者同伴
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