旅の始まりはやっぱり広島市内から。自転車で市内をぐるっと巡ったあとは、2つの世界遺産を結ぶ乗り換えなしの船でラクチン観光。1泊2日のよくばり旅は、世界遺産を2つも巡れて大満足!
“広島市内と宮島がギュッと詰まったよくばり旅”
- DAY1
- DAY2
ぴーすくる
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広島市シェアサイクル「ぴーすくる」運営事務所
広島市内40ヶ所のサイクルポート間で、自転車(電動アシスト付)の貸出返却ができます。電動アシスト自転車なので漕ぎ出しや坂道はとっても楽々!広島市内を巡るのに最適です。料金は一日パス1,100円[無人登録機]です。1日パス[有人窓口]は、1,500円/日(14時以降は800円)。
※1日パス[無人登録機]は受付時刻に係わらず一律1,100円
ぴーすくる 約10分
縮景園
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縮景園
江戸時代から受け継がれてきた歴史ある大名庭園
元和6年(1620)に、茶人で知られる浅野藩家老の上田宗箇により、浅野藩主の別邸として作庭されました。中国の世界的な景勝地「西湖」を模してつくられたと伝えられている園内は、山川の景、京洛の態、深山の致を庭の中に縮景していることから、「縮景園」と名付けられました。園の中央に掘られた濯纓池(たくえいち)には大小の島が浮かび、巧妙に配置された渓谷、橋、四阿(あずまや)を回遊しながら楽しむことができることから、回遊式庭園とも称されています。昭和20年(1945年)、原爆により壊滅状態になりましたが、現在では清風館、明月亭なども復元されています。
ぴーすくる 約10分
広島城
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広島城
毛利氏、福島氏、浅野氏と城主を変えながら広島藩の拠点となった城
広島城は、1589年に豊臣秀吉の五大老の一人として知られる毛利輝元によって築城されました。同時に城下町の建設も進められ、関ヶ原の合戦後、毛利氏に代わって入城した福島正則は、広島城の整備をさらに進め、西国街道を町人町に引き込むなど城下町の拡充を図りました。しかし、城を無断で修築したことを理由に改易され、その後和歌山から浅野長晟(ながあきら)が城主として入城。以後12代250年にわたる浅野氏の統治により広島は発展し、西日本最大の都市として栄えてきました。
現在の広島城には本丸と二の丸、内堀が残るのみですが、もともとは東西南北約1kmの広い区画を持ち、西日本でも有数の規模を誇るお城でした。築城以来の天守閣は1931年に国宝に指定されましたが、原爆によって倒壊。1958年に広島復興のシンボルとして外観が復元され、1989年には築城400年を機に内部改装を行ない、現在、天守閣内部は歴史博物館となっています。広島城の構造や城下町広島のくらしや文化が実物の資料や模型、映像などで展示されており、よろいかぶとや陣羽織、かみしもなどの時代衣装を身に着けて記念撮影ができる体験コーナーも人気です。展望室からは原爆ドームやグリーンアリーナ、晴れた日には宮島も望むことができます。
ぴーすくる(旧広島市民球場跡地で一時返却) 5分
徒歩 2分
原爆ドーム
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世界遺産・原爆ドーム
核兵器の廃絶と平和の大切さを世界へ訴えるシンボル
平成8年(1996年)12月、ユネスコ第20回世界遺産委員会メリダ会議で、核兵器の惨禍を伝える建築物として世界文化遺産に登録されました。
(指定範囲:原爆ドームの所在する地域/約0.39ヘクタール)
原爆ドームは、大正4年(1915年)に広島県内の物産品の展示・販売をする施設として建てられ、広島県美術展覧会や博覧会も催されていました。設立当初は 「広島県物産陳列館」という名称でしたが、その後「広島県立商品陳列所」、昭和8年(1933年)には「広島県産業奨励館」に改称されています。
設計者はチェコの建築家ヤン・レツル氏で、構造は一部鉄骨を使用した煉瓦造、石材とモルタルで外装が施されていました。全体は3階建で、正面中央部分に5 階建の階段室、その上に銅板の楕円形ドーム(長軸約11メートル、短軸約8メートル、高さ4メートル)が載せられていました。その頃の広島は、都心部のほとんどは木造2階建ての建築であり、こうした大胆なヨーロッパ風の建物は非常に珍しく、川面に映えるモダンな美しさ とあいまって広島名所の一つに数えられていました。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。人類史上最初の原子爆弾が炸裂したのは、広島県産業奨励館から南東約160メートル、高度約 600メートルのところです。爆風の圧力は1平方メートルあたり35トン、風速は440メートルという凄まじいもので、建物は爆風と熱線を浴びて大破し、 天井から火を吹いて全焼。爆風がほとんど垂直に働いたため、本館の中心部は奇跡的に倒壊を免れたものの、館内にいた人はすべて即死しています。戦後、旧産業奨励館の残骸は、頂上の円蓋、鉄骨の形から、いつしか市民から原爆ドームと呼ばれるようになりました。
昭和28年(1953年)に広島県から広島市に譲渡され、昭和41年(1966年)7月には広島市議会が原爆ドームの保存を決議を行い、その後、風化が進み、国内外での善意の募金により4回の大規模な保存工事が行われました。また、世界遺産リストへの登録を求めて、市や市議会、広範な市民運動の結果、平成7年(1995年)6月に国の史跡に指定され、文化庁からユネスコに登録申請。平成8年(1996年)12月、世界文化遺産へ登録されました。
現在では、被爆当時の惨状を残す姿がノーモア・ヒロシマの象徴として、時代を越えて核兵器の廃絶と恒久平和の大切さを世界へ訴えるシンボルになっています。
※なお、原爆ドーム内部に立ち入ることはできません。入場できる施設ではありませんので、外からの見学になります。
徒歩 5分
水辺のカフェ
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元安川 水辺のオープンカフェ
広島県広島市中区大手町1丁目9番河岸緑地
082-247-7471
平和記念公園の来訪者に憩いや交流の場を提供。Caffe Ponteでは豊富な広島牡蠣メニューや旬の食材を使ったイタリアン料理が楽します。
広島県広島市中区大手町1丁目9番河岸緑地
082-247-7471
徒歩 5分
おりづるタワー
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おりづるタワー
屋上展望台からは広島市内を一望
世界遺産「原爆ドーム」の側にオープンしたランドマーク。広島の新しい観光スポットとして誕生しました。地上14階の展望スペースをはじめとした体感ゾーンや、物産館、カフェが併設されています。
徒歩 2分
ぴーすくる 10分
平和記念公園
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平和記念公園(徒歩散策) 広島平和記念資料館・原爆死没者慰霊碑・原爆の子の像
世界の恒久平和を願い、爆心地近くに整備された公園
平和記念公園は広島市の中心部にある広大な公園で、世界の恒久平和を願って爆心地に近いこの場所に建設されました。
園内には、世界遺産に登録されている原爆ドームや原爆投下当時の広島の様子を展示した広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、広島国際会議場などがあります。
平和への願いを込めて鳴らされる平和の鐘の音は、環境省が選んだ、残したい日本の音風景100選にも選ばれています。
徒歩 5分
“広島市内と宮島がギュッと詰まったよくばり旅”
- DAY1
- DAY2
嚴島神社
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世界遺産・嚴島神社
世界的にも珍しい海上に建つ荘厳華麗な社殿
海を敷地とした大胆かつ独創的な配置構成で、平安時代の寝殿造りの粋を極めた日本屈指の名社です。12世紀、平清盛によって現在の姿に造営されました。
遠浅の浜にある境内は、満潮時には海に浮かんでいるかのような優美な光景となります。背後に広がる緑とのコントラストもまた格別な美しさです。1996年に世界遺産に登録されました。
宿に戻って朝食をとり、再出発 10分
千畳閣
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豊国神社(千畳閣)
宮島島内では最も大きな木造建築物、畳857枚分の広さ
1587年、豊臣秀吉が毎月一度千部経を読誦するため政僧・安国寺恵瓊に建立を命じた大経堂です。島内では最も大きな木造建築物で、畳857枚分の広さがあることから千畳閣と呼ばれてきました。秀吉の急死によって工事が中止されたため、御神座の上以外は天井が張られておらず、未完成のままの状態で現在に至っています。
江戸時代、すでにここは交流の場・納涼の場として人々に親しまれていたようで、大きな柱には当時の歌舞伎役者一行の名や川柳などが記されています。明治の神仏分離令により仏像は大願寺に遷され、秀吉公を祀る豊国神社となりました。
徒歩 約10分
大聖院
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大聖院
弥山の麓、嚴島神社の真裏にあり、真言宗御室派の大本山です。
嚴島神社の別当職として神社の祭りを掌っていました。
島内仏教信仰の中心となり、弥山の弘法大師が求聞持の秘法を修めた遺跡を管轄しています。
徒歩 約10分
宮島水族館
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宮島水族館(みやじマリン)
海の生きものをより身近に感じられる参加・体験型の水族館
「いやし」と「ふれあい」を基本理念に、海の生きものをより身近に感じられる参加・体験型の水族館。
宮島水族館のシンボルであるスナメリをはじめ瀬戸内海の生きものを中心に、350種13,000点以上を展示しています。
海に浮かぶカキいかだを再現した「カキ水槽」、宮島水族館最大の「ゆったり水槽」、磯の生きものを間近に観察したり直接さわったりすることができる「ふれあいの磯」など見どころ満載です。
徒歩 約10分
宮島表参道商店街
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宮島表参道商店街
宮島名物の食べ歩きやお土産選びが楽しめるメインストリート
嚴島神社へと続く約350mの商店街。宮島杓子や宮島彫といった民芸品や土産物店、かきや穴子を使った宮島の名物グルメが味わえる店、もみじ饅頭店などが軒を連ね、お土産探しや食べ歩きを楽しむ人々で賑わいます。宮島みやげの定番、もみじ饅頭はその場で焼きたてを味わえるお店もあり、宮島ならではの風情が漂います。
もみじ饅頭手焼き体験
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広島県廿日市市宮島町1165-2
0829-44-1758 宮島伝統産業会館(みやじまん工房)
徒歩 1分
宮島桟橋からフェリー 約10分
JR山陽本線 約25分
JR広島駅
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JR広島駅
広島の表玄関
広島の玄関口であるJR広島駅。路面電車やバスなど各公共交通機関の乗り場やホテルも集結しており、宮島、平和記念公園など広島の代表的な観光名所への基点としてもたいへん便利です。また隣接する駅ビル「ekie」は食品やレストラン、広島土産やご当地グルメなどが揃い、電車や新幹線の待ち時間を利用して食事や買い物を楽しむことができます。広島旅の始まりや締めくくりに、ぜひご利用ください。