電車も、船も、潜水艦も!自由研究にもおすすめな広島の「乗り物」特集

夏休みの自由研究、どんなテーマにしようか迷っていませんか?
せっかくなら、子どもがワクワクできる“好きなこと”をテーマにしてみましょう。
なかでも「乗り物」は、乗って楽しく、学びにもなる自由研究にぴったりのテーマ。
広島には、見て・乗って・調べて楽しい乗り物がたくさんあります!
観光をしながら、親子で自由研究にもチャレンジできる。
そんな広島の乗り物をご紹介します!
100年以上、広島のまちを走り続ける路面電車。
原爆投下のわずか3日後には一部区間で運行を再開するなど、広島のまちにとって欠かせない存在です。
昔のレトロな車両から最新型の車両まで、いろんなデザインの電車がまちなかを走っているのも見どころ。
2025年8月には、新しい「駅前大橋ルート」も開業予定で、これからの進化にも注目です!
※路面電車を観察するなら「電車見望台(でんしゃみほうだい)」へ。
車庫や電車を安心・安全に見学できる、絶好のビュースポットです。
広島を走る路面電車には、ドイツのハノーバー市から贈られた車両や、他県で廃線となった電車がリユースされているものも!
イベント限定で走行する車両もあるため、機会があればぜひ乗ってみて。
>広島を走る路面電車の種類
瀬戸内海には700を超える島々があり、昔から船は人びとの大切な移動手段でした。
港町として栄えた島も多く、それぞれの島に異なる歴史や文化が息づいています。
島に暮らす人たちは、今もフェリーで本土と行き来し、通勤や通学に利用しています。
近年は観光客向けのクルーズ船も多く運行され、瀬戸内の多島美を楽しみながら島めぐりをする旅も人気です。
島に暮らす人びとは、自転車や車をそのままフェリーに乗せて、本土へ通勤・通学しています。
港で自転車や車が次々と船から降りてくる様子は、ほかの地域ではなかなか見られない光景です。
アストラムラインは、広島市中区の「本通駅」から安佐南区の「広域公園前駅」までをつなぐ、新交通システム(AGT)です。
高架を走る区間と地下を走る区間があり、新交通システムを地下式としたのは広島市が日本で初めて!
また、日本一短い0.3kmの地下鉄区間もあり、全国的にもめずらしい乗り物として知られています。
「アストラムライン」という名前は、日本語の「明日」と英語の「トラム(電車)」を組み合わせてつくられた愛称です。
1994年の開通以来、市民の通勤・通学はもちろん、観光にも便利な移動手段として親しまれています。
アストラムラインでは、広島のプロスポーツチームとコラボしたラッピングや、選手の声による車内アナウンスが楽しめる車両も!
移動中から"スポーツ王国・広島らしさ"を感じられる乗り物です。
呉市はかつて「東洋一の軍港」と呼ばれ、世界最大の戦艦「大和」もここ呉でつくられました。
今も海上自衛隊の基地があり、本物の潜水艦や護衛艦(ごえいかん)を間近で見られる、“海上自衛隊のまち”として知られています。
「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」では、退役した本物の潜水艦を見学でき、海上自衛隊の活動や船内での暮らしについても学べます。
現役の艦船を間近で見られるクルージング体験「呉湾艦船めぐり」も必見です!
※「大和ミュージアム」は、2026年3月末までリニューアル工事のため休館中です。
海上自衛隊では、曜日感覚を保つために、毎週金曜日にカレーを食べる習慣があります。
艦艇や部隊ごとにレシピが異なり、それぞれの“味”があるのもおもしろいところ。
呉のお店ではレシピを再現し、艦長が「これはうちのカレーだ!」と認定した「呉海自カレー」を実際に味わえます。
1店舗につき1部隊のカレーを提供しているので、食べ比べてみるのもおすすめです!