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2026年8月23日(日)、安芸高田市のTSタカタサーキットをメイン会場に、「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 安芸高田」が4年ぶりに開催されました。ラリーには約5,000人が会場を訪れ、市役所前のセレモニアルスタートから未舗装路(ダートコース)の最終ステージまで、まちは大きな熱気に包まれました。大会当日の様子や盛り上がりはもちろん、出場ドライバー、来場者のリアルな声を交えながら、安芸高田で生まれた熱気をレポートします。

市役所からスタート!
まち全体がラリーで盛り上がる一日

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大会の幕開けは、安芸高田市役所前で行われたセレモニアルスタートから。藤本悦志市長がフラッグを振ると、ラリーカーが次々と出発し、沿道には多くの市民を中心とした観客が集まりました。目の前を走り抜けるラリーカーに、笑顔で手を振り、お見送りしていました。メイン会場のTSタカタサーキットでは、ラリーカーの展示やカート体験、ステージイベント、地元グルメなどが楽しめる「TOYOTA GAZOO Racing PARK」も開催。子どもから大人まで楽しめる企画がそろい、会場は朝から家族連れでにぎわいました。競技だけじゃない、ラリーの楽しさをみんなで味わえる一日となりました。

3つのコースを駆け抜ける!
迫力満点の熱戦

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競技の舞台となったのは、舗装されたサーキット、林道、未舗装路(ダートコース)の3つのコース。午前と午後にそれぞれのステージを走り、タイム差を競いました。サーキットではスピード感あふれる走り、未舗装路(ダートコース)では砂煙を巻き上げながらコーナーへ飛び込む迫力の走りと、コースごとに違ったラリーの魅力を楽しめます。

ギャラリーポイントでは、観客がコースのすぐそばから声援を送ることができ、遠くからエンジン音が聞こえてくると、次はどの車が来るのかとワクワク。ラリーカーが一気に目の前を駆け抜けると、エンジン音とともに砂煙が舞い上がり、会場からは「おお!」という歓声が上がりました。出場54台のうち53台が完走した今回の大会。初めてラリーを見たという家族からも、「動画では伝わらない迫力だった!」という声が聞かれました。

まちが迎える、ラリーの一日

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セレモニアルスタートから、TSタカタサーキットでの競技観戦、ラリーカーの展示やカート体験、地元グルメまで。今回のラリーは、車が好きな人はもちろん、家族や友人同士でも、それぞれの楽しみ方を見つけられる一日となりました。

こうした一日を形にしたのは、地元事業者、安芸高田市、市内外の関係団体などが集まった大会の実行委員会です。それぞれが役割を持ち寄り、競技の準備だけでなく、来場者をどう迎えるか、地域の魅力をどう伝えるかを考えながら、大会当日に向けた準備を進めてきました。

会場となったTSタカタサーキットでは、ラリーカーの走りを間近で楽しめる観戦環境に加え、子どもから大人までが楽しめる体験やステージイベント、地元グルメの出店などを用意しました。競技を目的に訪れる人だけでなく、家族や友人と一日を過ごす人にも楽しんでもらえるよう、関係者が知恵を出し合い、会場のにぎわいをつくりました。

大会当日は、市役所前でセレモニアルスタートが行われ、メイン会場のTSタカタサーキットへ多くの人が移動しました。その移動を支えたのが、会場間を結ぶバスの運行です。初めて訪れる人にも分かりやすく、車を利用しない人も参加しやすいよう、競技やイベントだけでなく、移動の面からも大会を支える工夫が行われました。

また、競技コースやその周辺では、安全に大会を実施し、来場者を気持ちよく迎えるための環境整備も欠かせません。市の職員も草刈りなどの作業に取り組み、コース周辺の安全確保や観戦環境の整備に力を尽くしました。大会当日に見える華やかな光景の裏には、多くの人による地道な準備があります。

ラリーは、ラリーカーが走る数分間だけで完結するイベントではありません。地域の事業者、行政、関係団体、そして市民が、それぞれの立場から関わることで、初めて一日を安全に、そして楽しくつくり上げることができます。

ラリーをきっかけに人が集い、安芸高田の人・食・風景に出会う一日を、地域でつくる。今回の経験を土台に、次回は訪れる人にとってさらに楽しみやすい大会へ、地域の人にとってはより多くの人が関わり、ともに育てていけるイベントへとつながっていきそうです。

「長く続くお祭り」へ
ラリーが生み出すまちの未来

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特設ステージでは、「ラリーと地域活性化」をテーマに、安芸高田市の藤本悦志市長、広島トヨタ自動車の藤井開三社長、トヨタ自動車GRカンパニーの高橋智也プレジデントがトークセッションを行いました。

藤本市長は、人口が減る中でも「何度も訪れたくなる町」を目指し、交流人口や関係人口を増やしていきたいと語りました。藤井社長は、ラリーを親子で楽しめる競技として紹介し、子どもの頃の体験が、その後の成長や考え方につながっていくことへの期待を。高橋プレジデントは、普段はなかなか見られない車が年に一度集まる「非日常」こそラリーの魅力だと話します。

そして、「今日来た子どもたちが大人になり、自分の子どもを連れてまた来てくれたらうれしい」。そんな言葉からは、今回の大会を一度きりで終わらせず、世代を超えて楽しめる「長く続くお祭り」にしていきたいという思いが伝わってきました。

"わざわざ"駆けつける魅力あるイベント!
県外ドライバーの熱い思い

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エントリーの顔ぶれも多彩です。今回の大会には、全国各地からさまざまなドライバーが参加しました。愛知県からやってきた20代の女性は、今回がドライバーとして初めての大会。サーキットでの練習経験はあるものの、未舗装路を走るのは初めてでした。「コースごとにいろいろな場面があって、本当に勉強になりました」と、初めてのラリーを満喫した様子です。

一方、神奈川県から参加した40代の女性は、会社員として働きながら休日に全国のレースを巡るベテラン。未舗装路を走れる貴重なコースを目当てに、今回も自ら車を走らせて安芸高田市へ。「レースの8割は旅の楽しみ」と話し、各地のグルメや宿泊も楽しんでいるそうです。2人から聞こえてきたのは、どちらも「また来たい」という言葉。ラリーが新たな旅の目的地を生み出していることが伝わります。

ポスターがきっかけに。広がるラリーの輪

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来場者の中には、思わぬきっかけで大会を知った人も。広島市内から訪れた20代のカップルは、道の駅で偶然見かけたポスターがきっかけでした。「もともと車が好きだったので、目に止まりました」と話し、車に詳しくない彼女も、おでかけ感覚で一緒に来場。最後まで観戦を楽しみ、会場グルメも満喫しました。

東広島市から初めて訪れたスポーツカー好きの来場者からは、「予約制の体験があることを現地で知った」という声も。SNSやパンフレットで事前に情報が分かれば、もっと参加しやすくなりそうです。それでも「涼しい時期なら、また来たい」と再訪への期待も。偶然のポスターや口コミが、新たな来場者を呼び込むきっかけになっています。

地域の魅力も楽しめる
次の開催につながる一歩

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大会をきっかけに、安芸高田市の魅力を知ってもらう取り組みも行われました。市長自ら、神楽門前湯治村や道の駅、八千代ダム、四季折々の花が楽しめる湧永庭園など、周辺のおすすめスポットを紹介。観戦だけで帰るのではなく、まちを巡って楽しんでもらおうと、安芸高田での“もうひと楽しみ”を提案しました。

会場では、広島県推し食グランプリを受賞した「夜叉うどん」や、暑い時期に合わせた冷たいメニュー、川根ゆずを使った商品も登場。食や買い物を楽しむ人の姿も見られました。一方で、宿泊先が確保できず三次市に泊まった参加者も。受け入れ体制の充実など、次回に向けた課題も見えてきました。開催時期の見直しも含め、さらに楽しみな大会へ。今回の一歩が、次の安芸高田のにぎわいにつながっていきそうです。

ラリーで生まれた熱気を、
次のにぎわいへ

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4年ぶりに開催された安芸高田ラリーは、県内外から多くの人を呼び込み、安芸高田の魅力を知ってもらうきっかけとなりました。セレモニーへの市民参加や、ラリーをきっかけにモータースポーツに興味を持つ子どもたちなど、まちの中にも新しい動きが生まれました。今後、事前の情報発信や宿泊施設などの受け入れ環境がさらに整えば、ラリーを目的に訪れる人だけでなく、安芸高田をゆっくり楽しむ人もまだまだ増えていきそうです。「また来年もやってきます」という言葉とともに、ラリーをきっかけに、何度も訪れたくなるまちへ。安芸高田で生まれた熱気が、これからの地域の力として広がっていきます。

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