歩いてみよう！広島市中心部の西国街道

江戸時代に、京都と下関を結ぶ山陽道を、広島藩では「西国街道」と呼んでいました。
五街道（東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道）に次ぐ重要な街道で、参勤交代や多くの交易に利用されていました。広島城下を東西に貫いた「西国街道」は、現在の仏だん通り、本通り、平和記念公園を結び、江戸時代以降も、街道筋を中心として明治、大正と広島の街はさらににぎやかに発展していきました。

そして、昭和２０年の原爆投下により当時の面影は全く失われましたが、見渡す限りの焼け野原の中、人々は再び同じ道筋に街を再建したのでした。

広島の人たちは、楽しい時も苦しい時も、そして辛い時代を乗り越える時にも、西国街道を踏みしめ歩んできました。
「西国街道」を知れば、当時の人々の生き生きとした姿や広島の暮らしを感じることができるかもしれません。

中心部の街道沿いには、意外と知られていない歴史スポットも。
実際に歩いてみると、「こんなところに！？」という場所に江戸時代の広島を感じることができます。

ぜひ、観光、ショッピングの合間に広島の歴史を感じてみてください。

広島城下の東の入口、猿猴橋を西へ進み、京橋、えびす通り、金座街、本通商店街、平和記念公園、そして本川橋へ。

広島市内のメインストリート「本通商店街」や、中四国最大の歓楽街「流川」にある「仏だん通り」も実は西国街道の一部なんです。

本通商店街にはかつての町名や広島城門の名前などが埋め込まれたプレートがあります。
９か所あるので探してみてください。

街道に沿って、サインボードやデザインマンホールもあります。
辿って歩けば分かりやすいですね。

川の城下町をつなぐ橋も西国街道の一部

まちなかの「西国街道」をテーマとした「謎解き」や「筋トレ動画」、「脳トレクイズ」など、遊びながら歴史を知ることができるコンテンツが盛りだくさん。

広島市内全域の西国街道に関連するマップのダウンロードができます！

昔の絵地図や写真、解説等を掲載し、時代の移り変わりを感じることができるサイトです。
GPS機能がある端末では、現在地が表示され、昔と現代を比較しながら「ぶらり」まち歩きを楽しむこともできます。

西国街道と主要な歴史街道について知ることができます。

西区の西国街道に関係するマップなどがダウンロードできます！

安芸区の歴史を、クイズを解きながら楽しく学べます！