宮島上級編
初級編をクリアしたら上級編へチャレンジ!宮島は神宿る島として古くから信仰を寄せられた島です。嚴島神社のみならずパワースポットはいたるところに。さらには、知られざる宮島の裏側や、逸話も…。宮島の不思議を紹介します。
なぜ神宿る島・宮島
島全体がパワースポット!
世界遺産である嚴島神社を有する宮島は、神宿る島とも呼ばれています。それには島の名称である「厳島」に秘密があります。厳島とは心身を清め神に仕える島という意味を持っています。かつては島全体が神が宿る御神体だと考えられていたのです。
【注目コラム】「宮島」と「厳島」、2つの呼び名
実は「宮島」という名称は、「お宮(嚴島神社)がある島」ということで呼ばれるようになったといわれており、地図上での島の名称は「厳島」なのです。現在は「宮島」が広く使われていますが、使い分けの定義はなく2つの地名が併存しています。
実は宮島は昔こんな場所だった!!宮島今昔
宮島のメインストリートは町家通りだった!
宮島桟橋から嚴島神社へと向かう際に観光客が通るメインストリート・表参道。通りには飲食店や土産物店が並び、日々賑わいをみせています。しかし、実はこの通りが繁盛し始めたのは日本の高度成長期時代。それまでは、その一本山手側にある町家通りがメインストリートでした。江戸時代の中期頃には遊郭が多く立ち並び、昭和時代には映画館などもあったのだそう…。現在の町家通りは宮島で生活する人々の生活道路になっています。
宮島の裏側…知っていますか?
神宿る島にも戦争の跡
宮島桟橋を背にして右に進めば嚴島神社方面へ。左に約40分歩いた先には、夏に多くの人で賑わう包ヶ浦海水浴場があります。しかし、その先まで知っている人は少ないのではないでしょうか。そこには戦争の爪痕である鷹ノ巣砲台跡がひっそりと眠っています。日露戦争時に造られたもので、広島湾要塞の一つだったと言われています。ちなみに鷹ノ巣砲台跡から真逆の場所、宮島の西側には室浜砲台跡もあります。
宮島の不思議スポット
神秘的な世界をご案内
宮島には不思議スポットがたくさん存在します。ここではその中から二つを紹介。まずは1200年の歴史を持ち、宮島にある寺院の中で最も歴史が深い真言宗御室派の大本山・大聖院。境内にある大師堂の下「遍照窟」は、四国八十八ヶ所の本尊が安置されたお砂踏み道場です。本尊の前を一周すれば四国八十八ヶ所を巡ったのと同じご利益を得られると言われています。次に大聖院から続く弥山の霊火堂。そこには1200年以上燃え続けている「消えずの火」があります。平和記念公園の「平和の灯」の火種にもなっています。
宮島に行くには山口県から??
実は岩国錦帯橋空港からのほうが便利!
県外から飛行機を使って宮島観光に行く場合、実は広島空港からよりも岩国錦帯橋空港からのほうが近いということを知っていますか。広島空港からは、リムジンバスに乗り、広島駅でJRに乗り換え、JR宮島口で下車し、フェリーで宮島港に着くまでにかかる時間は約90分。かたや岩国錦帯橋空港からは、いわくにバスに乗り岩国駅でJRに乗り換えJR宮島口で下車し、フェリーで宮島港に着くまでにかかる時間は約45分。所要時間はおよそ半分で宮島に到着するのです。