旧広島陸軍被服支廠(被爆建物)

きゅうひろしまりくぐんひふくししょう

被爆するも火災は免れ臨時救護所となったレンガ造りの倉庫

この建物は、1945年8月6日の被爆時には広島陸軍被服支廠(ししょう)でした。被服支廠は、軍服や軍帽など、兵隊が身に付ける小物や付属品等を生産、修理、保管、供給する施設で、大規模な製造・修理工場と保管・供給を行う倉庫群がありました。
現存しているのは、1914年(大正3年)に竣工した鉄筋コンクリート造り・レンガ造りの倉庫4棟です。
爆心地から2.67キロメートルにあり、爆風により屋根に大きな損傷を受けたものの火災は免れました。被爆直後は臨時救護所となって多くの被爆者を受け入れましたが、次々とここで命つきていきました。
戦後は、一時、広島高等師範学校(現在の広島大学教育学部)などに利用されたほか、運送会社の倉庫(出汐倉庫)や学生寮として利用されました。
西側の3棟の鉄扉のいくつかは、被爆時の爆風で変形したままとなっています。
なお、敷地内の見学は、安全対策工事実施(令和8年度末までの予定)のため、現在、受け付けておりません。。

INFORMATION

住所
734-0001広島県広島市南区出汐2-4-60
電話番号
082-513-2346

ACCESS

734-0001 
広島県広島市南区出汐2-4-60

広島駅から広島電鉄路面電車⑤号線比治山下経由広島港行きで「皆実町二丁目」下車、徒歩8分

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