心がととのうパワースポット。世界遺産「嚴島神社」

世界遺産にも登録され、国内外から注目を集める宮島の嚴島神社。海上に立つ大鳥居は、日本を象徴する絶景の一つとして知られています。そんな嚴島神社には、歴史を感じる境内や、ここでしか出会えないユニークなおみくじ・御朱印帳など、見逃せない魅力がたくさんあります。さらに、昼と夜で異なる表情を見せる神秘的な風景も必見です。今回は、嚴島神社を訪れるならぜひ知っておきたい見どころをたっぷりご紹介します!

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日本三景のひとつ!「嚴島神社」の歴史とは

嚴島神社は、広島市中心部から電車や路面電車、高速船でアクセスできる宮島にあります。創建は6世紀後半で、12世紀中ごろに平清盛が深く信仰したことから広く知られるようになったといいます。航海の安全を祈願する神社として、現在まで幅広く信仰を集めています。

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神社のシンボルである大鳥居も清盛の時代から数えて9代目に建てられたものです。朱色の大鳥居と瀬戸内海のコントラストは絶景で、宮城・松島、京都・天橋立と並び「日本三景」に数えられています。また、1996年には世界遺産に登録されており、国内外から多くの観光客が訪れる広島を代表する観光スポットの一つになっています。

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狙うは満潮?それとも干潮?2つの顔を持つ「大鳥居」

嚴島神社の大鳥居は、社殿の沖合約200メートルの位置に立てられています。高さは約16メートルですが、これはあの奈良の大仏とほとんど同じ高さです。境内はもちろん、宮島へ渡るフェリーからもその姿をはっきり見ることができます。フェリーによっては大鳥居前で減速して通過のアナウンスをしてくれます。嚴島神社の社殿と大鳥居を一緒に写真に収めたい人はフェリーからの撮影がおすすめです。

潮の満ち引きによって異なる顔を見せるところも要チェック。満潮時には大鳥居の足元が水にどっぷりと浸かり、まるで海面に浮いているような神秘的な光景が見られます。一方、干潮時には大鳥居まで歩いて行けるようになるため、鳥居の雄大さを間近で体感できます。潮の干満は潮見表で確認することができるので、訪れる際は時刻をチェックして絶好のタイミングを狙ってみてはいかがでしょうか?

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多種多様な見どころたっぷりの「社殿」

平安時代、貴族の邸宅などに用いられた「寝殿造り」という様式が取り入れられている嚴島神社。境内にも大鳥居に負けないくらいの見どころがたくさんあります。注目してほしいポイントを参拝順に案内します。

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① 参拝客を最初に出迎える「客神社」

客神社は東回廊の入り口すぐそばにあります。摂社のなかで最も大きい神社であり国宝にも指定されています。

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② 平安気分を味わえる「回廊」

本殿をはじめとした建物群をつなぐ回廊は、寝殿造りの特徴の1つ。東西合わせて全長約260メートル。高潮などの際に水圧を弱めるため、床板にはわざと隙間が設けられているので、歩きながら足元を見てみてください。

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③ 圧倒的な広さを誇る「御本社」

境内の中心部である御本社は広さ82坪(テニスコート1面分)と国内屈指の規模を誇ります。屋根には檜の皮が用いられていますが、これも寝殿造りの特徴です。ご利益は、海運や交通安全、金運、必勝祈願、縁結びなどと言われています。
※御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)の三女神が祀られています。

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④ 大鳥居を望むフォトスポット「平舞台・高舞台」

嚴島神社の社殿前に広がる平舞台・高舞台からは、目の前に壮大な大鳥居が見え、その存在感に圧倒されます。平舞台は旅行者の撮影スポットでもあり行列になることも。

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⑤ 合格祈願をするなら「天神社」

西回廊を歩くと見えてくる大国神社の奥にある天神社には、学問の神様として有名な菅原道真が祀られています。試験・テストを控えている人は、近くにある絵馬奉納所に合格祈願の絵馬を奉納してみてはいかがでしょうか?

SNS映え抜群!オリジナリティあふれる「おみくじ・御朱印帳」

境内を回り終えた後は、参拝の記念におみくじや御朱印帳も忘れずに。実は嚴島神社のおみくじには、全国的にも珍しい「平」という運勢があります。吉と凶の間、波がなく安定している状態だそうですが、他にも吉凶末分、向吉、始凶末吉があるそうです。

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御朱印帳は社殿・大鳥居を中心に、春は桜とピンク色、夏は緑の山々と水色、秋はイチョウと金色、冬は舞楽を舞う人と白色のデザインがそれぞれ施された四季限定のものが販売されています。季節ごとに訪れてコレクションするのも良いかもしれません。

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神秘的な光景が見られる「夜のライトアップ」

嚴島神社では、日没から30分後、夜の11時までライトアップが行われています(行事・イベント時には実施されない場合もあります)。光に包まれる社殿や大鳥居が水面に浮かび上がる光景は昼とは異なる美しさがあり、ぜひ見てほしいポイント。さらに、ナイトクルーズもあって、海から見る社殿や大鳥居は圧巻です。陸から見るのはもちろんですが、海からの眺めもまた格別です。旅のスケジュールに合わせて、どちらの景色を楽しむか選んでみてくださいね。

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行く前に必ずチェック!「アクセス・拝観時間」

美しい景観や神秘的な雰囲気が多くの人々を魅了している嚴島神社。訪れる時間帯によって見られる光景が異なるため、行く前にアクセスや拝観時間をしっかり把握しておくことがオススメです。広島随一の観光スポットでぜひ心洗われるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

アクセス
JR
広島駅から岩国方面の電車→(約30分)→JR宮島口下車→フェリー乗船→(約10分)→宮島桟橋から徒歩→(約15分)→嚴島神社
路面電車
広島駅より宮島口行に乗車→(約1時間15分)→「広電宮島口」電停下車→フェリー乗船→(約10分)→宮島桟橋から徒歩→(約15分)→嚴島神社
詳しくはこちら

ひろしま世界遺産航路
また、原爆ドーム近くの乗り場から高速船に乗り宮島にアクセスする方法もあります。
「原爆ドーム前」電停から徒歩→(約5分)→元安橋そばの桟橋待合所→(約45分)→→宮島桟橋から徒歩→(約15分)→嚴島神社
詳しくはこちら

拝観時間
嚴島神社の拝観時間は時期によって時間が異なるので要注意! お出かけ前に公式HPをご確認ください。
嚴島神社 拝観施設及び料金
詳しくはこちら

インフォメーション

住所
739-0588 広島県廿日市市宮島町1-1

電話番号
0829-44-2020

Webサイト

嚴島神社(外部サイトへリンク)

潮見表(外部サイトへリンク)

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