• 因島水軍城
  • 白滝山と五百羅漢
  • 大山祇神社
  • 能島城跡
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村上海賊が使用した武具や甲冑などを展示した「因島水軍城」、見張り所がつくられていたとされる「白滝山」など村上海賊ゆかりの場所を紹介。村上海賊から信仰されていた「大山祇神社」、能島村上家の活躍が偲ばれる「能島城跡」など、村上海賊ファンなら一度は訪ねてみたいスポットが盛りだくさんです。

海賊の見張り台があった「国立公園高見山」(向島)

高見山山頂の展望台からは瀬戸内海が一望できます
高見山展望台から見た余崎城址が残る港付近の風景

海賊が見た同じ景色に思いを馳せて

標高283mの高見山。山頂からの眺めは素晴らしく、瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できる国立公園です。晴れた日などは海の向こうの四国山脈まで望むことができ、村上海賊の見張り台があったことでも知られています。その昔、海賊が望んだ雄大な瀬戸内海と同じ景色が望めるかもしれません。

海賊の武具、甲冑を展示!「因島水軍城」(因島)

「因島水軍城」の本丸が水軍資料館、隅櫓は因島水軍まつりの写真を展示。二の丸は展示室になっています。
因島村上家が残した歴史資料が多数展示されています
金蓮寺には村上一族と家臣の墓が数多く建立

水軍の歴史とロマンあふれる博物館

日本でも珍しい、城型の水軍資料館。因島を拠点に瀬戸内海で活躍した因島村上家の往時の様子が感じられる貴重な施設です。村上家伝来文書、水軍船の模型、相伝の太刀、水軍旗、甲冑など、村上海賊にゆかりのある品々を数多く展示。勇猛な海の武将たちの夢の跡が偲ばれます。「因島水軍城」近くには村上海賊の菩提寺「金蓮寺」もあります。

360度を見渡せる絶景ポイント!「白滝山と五百羅漢」(因島)

山頂から見える瀬戸内海の景色は素晴らしい
因島村上家の山城のひとつ青木城跡

当時の見張り所で多島美を堪能

因島村上家の6代当主村上吉充氏が白滝山に青木城を築いたときに見張り所として建立した「観音堂」。仁王門から山頂までの間に約700体の石仏群が並んでいます。五百羅漢の石仏の背景に広がる美しい島々の風景は見応えたっぷり。眼下には島々を繋ぐ因島大橋が眺められます。また、夕日鑑賞スポットとしても知られ、黄金に輝く瀬戸内海の景色が満喫できます。

海賊の信仰を集めた「大山祇神社」(大三島/愛媛県)

村上海賊の武将たちの信仰を集めた「大山祇神社」

宝物館には貴重な重要文化財も

日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社あまりの分社を持つ神社。境内には樹齢約2600年の神木である「大楠(おおくすのき)」が鎮座しています。当時、境内の荘厳な雰囲気が漂う「大山祇神社」を氏神として崇め、武運や海上交通の安全を祈ったといわれています。「大山祇神社」の神紋「折敷に三文字」を来島村上家が家紋にしていることからも、村上海賊との深い繋がりがうかがえます。

海賊の魅力を体感!「村上水軍博物館」(大島/愛媛県)

貴重な資料が展示されている

楽しく見学ができる博物館

能島村上家の貴重な品々を展示した博物館。展望室からは海城として知られる「能島城跡」や美しい瀬戸内海の景観が望めます。館内には映像コーナーや体験ルームなどが設けられているため、大人からこどもまで誰でも分かりやすく村上海賊の魅力が体感できます。

天然の要塞として知られた「能島城跡」(大島/愛媛県)

能島村上家が居城とした城跡が残る能島
能島周辺は激しい潮流が発生する

島全体が要塞とされた海上の水軍城

大島と鵜島(うしま)の間に浮かぶ能島(国指定史跡)には、能島村上家が居城とした能島城跡があります。島の周囲には激しい潮流があり、能島城は天然の要塞と言われた典型的な海城です。今でも島には「船かくし」「係船」などに使われたと見られる無数の柱穴が残っています。能島城は小説『村上海賊の娘』の舞台としても有名。普段は潮流体験で島の周りを巡れるだけですが、桜祭りのある2日間は上陸することもできます。

村上海賊も味わった自然の驚異!潮流体験

【注目コラム】
村上海賊も味わった自然の驚異!潮流体験

能島周辺は最大10ノット(時速約18km)の潮流が渦巻く海の難所。この海域で激しい音と波しぶきを上げながら進む潮流体験はおすすめです。村上海賊が活躍した舞台となった場所で歴史ロマンに浸りながらのクルーズ体験は格別。村上水軍博物館前を出発した後に、「能島城跡」から「船折瀬戸」を過ぎて、「見近島」「伯方・大島大橋」をめぐる爽快なひとときです。

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