村上海賊ゆかりの地を訪ねて

村上海賊が使用した武具や甲冑などを展示した「因島水軍城」、見張り所がつくられていたとされる「白滝山」など村上海賊ゆかりの場所を紹介。村上海賊から信仰されていた「大山祇神社」、能島村上家の活躍が偲ばれる「能島城跡」など、村上海賊ファンなら一度は訪ねてみたいスポットが盛りだくさんです。
日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社あまりの分社を持つ神社。境内には樹齢約2600年の神木である「大楠(おおくすのき)」が鎮座しています。当時、境内の荘厳な雰囲気が漂う「大山祇神社」を氏神として崇め、武運や海上交通の安全を祈ったといわれています。「大山祇神社」の神紋「折敷に三文字」を来島村上家が家紋にしていることからも、村上海賊との深い繋がりがうかがえます。
能島村上家の貴重な品々を展示した博物館。展望室からは海城として知られる「能島城跡」や美しい瀬戸内海の景観が望めます。館内には映像コーナーや体験ルームなどが設けられているため、大人からこどもまで誰でも分かりやすく村上海賊の魅力が体感できます。
能島周辺は最大10ノット(時速約18km)の潮流が渦巻く海の難所。この海域で激しい音と波しぶきを上げながら進む潮流体験はおすすめです。村上海賊が活躍した舞台となった場所で歴史ロマンに浸りながらのクルーズ体験は格別。村上水軍博物館前を出発した後に、「能島城跡」から「船折瀬戸」を過ぎて、「見近島」「伯方・大島大橋」をめぐる爽快なひとときです。