刺激的な辛さがクセになる「汁なし担担麺」。とにかく、よ~く混ぜて汁を絡ませてから食べること!麺を食べ終わったら、残ったタレにごはんを投入すると二度楽しめます。
「汁なし担担麺」って?
辣油に加えて、山椒のピリッとした辛さが特徴
日本で食べられている担担麺といえばスープに入ったものが一般的ですが、担担麺発祥の地、中国四川省では汁のない担担麺が主流です。四川省では味の概念として「七味(七つの味)」というものがあります。(七味とは1:麻-麻味(しびれる)、2:辣-辛味、3:甜-甘味、4:鹹-塩味、5:酸-酸味、6:苦-苦味、7:香-香味を意味します。)担担麺はこれらのすべての味が味わえる貴重な料理とされています。広島の「汁なし担担麺」は辣油の辛さに加えて、中国山椒(花椒)のピリッとしたシビレと共に、やや低加水の細麺もしくは中細麺を使うといった特徴があります。具材は肉みそや青ネギのほか、温泉卵、白菜、セロリなどトッピングにこだわった専門店も数多くあります。
よ~く、かき混ぜて食べよう!
具材と麺によく絡み合ったころが食べ頃
食べる前にじっくりと麺と具、そして容器に入った汁をしっかりとかき混ぜます。20~30回程度混ぜ合わせて、底の汁がなくなって具材と麺によく絡み合ったころが食べ頃です。辛さは選ぶことができますが、まずはお店が推奨する辛さを味わってみてください。お店の味の特徴がよく分かります。さらに、麺を食べ終わった後、ごはんを具とスパイスが残った器に入れて食べるのがおすすめ!地元では「担担飯」「担担ライス」と呼ばれています。まさに、病みつきになる美味しさです。