初々しい華やかさを愛でる「初花(はつはな)」
「初花」とは、その年の春に初めて咲いた桜の花のことです。「初花」という季語では、待ちに待った花と巡り合えた喜びに焦点が当てられます。「初花」という言葉とともに、今年初めて咲いた桜の花の初々しさや華やかさを味わいたいですね。
「花の雨」は、桜の花に降り注ぐ雨のことです。桜が咲く時期には、雨が降ることも多くありますよね。「花の雨」は、桜の花が咲く頃に降る雨のことも指します。雨が降ると、桜が散ってしまうのではないかとヒヤヒヤしますが、雨に濡れた桜にも独特の風情が感じられるものです。
「花の雨」は、桜の花に降り注ぐ雨のことです。桜が咲く時期には、雨が降ることも多くありますよね。「花の雨」は、桜の花が咲く頃に降る雨のことも指します。雨が降ると、桜が散ってしまうのではないかとヒヤヒヤしますが、雨に濡れた桜にも独特の風情が感じられるものです。
桜は見上げるだけじゃない!「花筏(はないかだ)」
「花筏」は、本来は、川を下っていく筏に散りかかる花びらをいう言葉だったようです。しかし、現在では、水面に落ちた桜の花びらが、寄り合って流れてゆくさまを筏に見立て、その美しさを表す言葉として使われています。咲き誇る桜も美しいですが、散ってからも魅せてくれるのが桜です。
花びらが散ったあとにも美しさがある「桜蕊降る(さくらしべふる)」
「桜蕊降る」とは、桜の花びらが散ったあとに、萼(がく)と蕊(しべ)が花柄(かへい)とともに落ちることです。地面に落ちた桜蕊が地面を赤く染める様子にも、美しさを見出だした言葉です。
わずかに残る花にあなたは何を感じる?「残花(ざんか)」
「残花」とは、春の終わりに咲いている桜の花のこと。咲く時期の遅い種類ということではなく、ほとんどの花が散った木に、わずかに残っている花を指します。咲き残っている花に、満開のときとは違う晴れやかさを感じたり、同時に侘しさを感じたり。同じ花でも、見方は人それぞれですね。