広島お好み焼
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広島の名物料理と言えば、「広島お好み焼」です。
小麦粉を溶いたものに、野菜や豚肉を乗せたり、混ぜたりして焼く料理は他にも「関西のお好み焼」や「もんじゃ焼(東京)」などがありますが、広島お好み焼は広島だけの独特の製法で作ります。
まず、大きな鉄板の上で小麦粉を溶いた生地を薄く円形状に伸ばして焼き、その上にキャベツ、もやし、ねぎなどの野菜をたっぷりと乗せて蒸し焼きにします。
その上にそばを重ねて焼き、お好み焼用のソースを塗り青海苔を振りかけて完成です。
お店に入って、鉄板の前に座れば、実際に調理しているところを見ることもできますよ!
広島県内では肉玉そばをベースとするお好み焼のほかに、ミンチを入れたり、砂ずりを入れたり、はたまたご飯を入れたりと、地域によって異なるさまざまなご当地“○○焼”が楽しめます!
府中市で提供されている、豚バラの代わりに牛や豚のミンチ、キャベツ、そばを使ったお好み焼。中はフワッと、外はミンチの脂でカリッとした焼き上がりが特徴です。
軍港で船を作る職工が休憩時間に手早く食べられるよう、呉名物の細うどんを使って生地を二つ折りにした半円形が特徴。呉市で提供されています。
シンプルな肉玉のお好み焼をベースに、麺の代わりに庄原産のお米、お好みソースの代わりにポン酢で仕上げています。庄原市で提供されています。
砂肝(砂ズリ)とイカ天が入っていることが特徴の、尾道市で提供されているお好み焼です。ソースにもこだわり、オリジナルのものを使っている店が多く見られます。
『竹鶴酒造』などを有する酒どころ・竹原市で提供されています。酒粕や日本酒を生地に練り込み、焼き上げられたお好み焼です。
三次市に本社を置く『毛利醸造』の一般販売されていないカープソース辛口と、同じく三次市『江草製麺』の唐辛子を練り込んだ唐麺を使ったお好み焼です。
2012年広島てっぱんグランプリで優勝した「せらの恵み焼き」は、
世羅町で育った真っ赤なトマトの酸味と大葉の香り、チーズのコクが相性抜群の一枚です。
熊野町で誕生、提供されているお好み焼。卵・納豆・山芋などを使った、ふわふわの食感が楽しめる一枚です。
尾道市の因島で提供されているお好み焼です。うどん入りが主流で、麺をカツオ節とソースで炒め、コンニャク・のしイカ・かまぼこ・ちくわを入れる店が多くあります。