その歴史はいつから?
日本で最もかきの生産量が多い名産地である広島。大粒で肉厚、濃厚な旨味がたっぷり。その美味しさには理由があるのです。
広島かきの特徴
大きくプリッとしていて、濃厚な味わいが特徴
広島のかき生産量は全国1位。全国の生産量の半分以上を、広島県産が占めています。かきの養殖の歴史は400年以上も前の室町時代から。一般的な広島かきは、殻は小さいけれど身は大きくプリッとしていて、濃厚な味わいが特徴。旬は1〜2月です。近年では、肉厚で1年中おいしさの変わらない品種「かき小町」が開発され、夏でもプリッとした甘味が濃厚なかきを楽しめるようになりました。ブランドでは、三倍体といわれる30本の染色体を持つ「かき小町」、地御前産の「健牡蠣」、天然干潟を利用した殻付きかき「安芸の一粒」が有名です。
広島かきの美味しい理由
かきの餌となるプランクトンが良く育つのも大きなポイント
広島湾は波が静かで潮の流れも適度にあり、かきの育成に良い条件が揃っています。また、流れ込む河川水の影響で、広島湾では梅雨時期から夏にかけ、海水中の塩分濃度の差による層ができます。これは、甘い水(少し薄い海水)を好む牡蠣に有利な条件。中国山地から流れる豊富な栄養分が運び込まれ、かきの餌となるプランクトンが良く育つのも大きなポイントです。また、全国的に人気の理由は、その美味しさはもちろん確かな安全性にもあります。県が独自に条例を定め、食品衛生上の安全対策に特に力を入れています。
※加熱調理用のかきは、中心部まで十分加熱してお召し上がりください。