広島の秋冬の名物と言えばカキ。いろんなタイプのお店がありますが、その中でも豪快なイメージの「カキ小屋」。まだ行ったことのない人には、いったいどうなっているのか不安ですよね。
はじめての「カキ小屋」
システム
店は時間制限あり一本勝負の「食べ放題店」と時間制限なしで普通に注文して食べる「一般店」に分けられます。お腹の減り具合、誰と行くか、などによって適したシステムのお店を選びましょう。
ちなみに、食べ放題店の場合は1kg単位で注文することが多く、殻付きのカキで大体10個~12個くらいになります。また、どのシステムでもテーブルごとに炭代がかかります(数百円程度)。
服装
炭火で焼くので、どうしても匂いも煙もついてしまいます。なので「ヒラヒラのおしゃれな服」はなるべく避けて、動きやすいカジュアルな服装がベストでしょう。
持ち込み
調味料の持ち込みは自由というお店が多いので、自分好みの味付けをしたいなら、いろいろ試してみるのも一考。また、ソフトドリンク、アルコールも場合によっては有料で許可しているお店もあるので、行く前に確認してみましょう。
「カキ小屋」紹介
ミルキー鉄男のカキ小屋・宇品店(広島市南区)
広島での元祖牡蠣小屋と言えば、「ミルキー鉄男のかき小屋」です。毎年10月頃から5月頃までの「カキがいちばん美味しい時期」だけの営業で、カキは焼きガキのみの提供。そのほか、牡蠣飯や魚介類などもあるので、ちょっとしたBBQみたいな感じにも。広島オイスターロード事業の火付け役。
草津かき小屋(広島市西区)
ここは生産者が営む直営店。旬のおいしい牡蠣を食べてもらいたいと、営業は毎年4月末ごろまで。草津かき小屋の焼き牡蠣メニューは次の3つ。2,000円のザル、2,500円のバケツ、60分の食べ放題プランです。ゆっくりたっぷり食べたい方にはバケツがおすすめ。毎シーズン11月頃に開店。
かき小屋 龍明丸(東広島市)
安芸津町風早にある、週末のみ営業の「かき小屋 龍明丸」です。生産者直営店のため、鮮度は抜群。三津湾を眺めながら、カキを食べるロケーションは最高に気持ちがいい。コストパフォーマンスも高いと評判。1年通してカキが食べられますが、やはりカキのシーズンがおすすめなのは当然。焼きガキのほか、牡蠣めし、牡蠣フライに生牡蠣とメニューも豊富です。
島田水産(廿日市市)
世界遺産嚴島神社の鳥居を遠くに見ることができる立地。その宮島口にカキ小屋を構える「島田水産」。牡蠣の70分食べ放題(かき飯付)、大人2,300円(+炭代)は、コスパフォーマンスが高く、早くたくさん食べられる自信のある方にはおすすめです。カキメニューも豊富なのでいろいろ頼める楽しみも(別料金)。直売所で買える殻付きまたはむき身のカキは、お土産にも最適。