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広島県には自然豊かな瀬戸内の海が育んだ海の幸が豊富に揃っています。なかでも「福山(鞆の浦)の鯛」、「三原のタコ」、「呉のちりめん」、「宮島のあなご」など、厳選された海鮮素材を紹介します。

瀬戸内海の魚がおいしい理由 1

豊かな漁場を形成している瀬戸内海
おいしい海の幸が豊富に獲れる瀬戸内海

えさが豊富な漁場で育った魚介

瀬戸内海は四方を陸地で囲まれた“内海(うちうみ)”のため、山からの豊富な栄養分を含んだ川がたくさん流れ込んでいます。平均的な海の深さは30m程度ですが、海峡近くでは200m程の深さとなるため、流れ込んだ養分が長く溜まってプランクトンをたくさん発生させます。浅瀬には魚の餌となる小さなエビやカニが育ち、十分に餌を食べた魚が成長する豊かな漁場を形成しています。

瀬戸内海の魚がおいしい理由 2

福山(鞆の浦)周辺では鯛漁が盛ん
三原の新鮮なタコ

潮流で鍛えられた、引き締まった魚身

潮の干満差が大きく、時には約2m以上になることもあると言われる瀬戸内海。海面の高さに高低差ができて強い潮の流れ(潮流)が発生します。太平洋などの外海(そとうみ)の海流(黒潮)などに比べて、速い潮流の中を泳ぎ回った魚は、身が引き締まった美味しい魚に成長します。広島県では瀬戸内海で育ち、旨みが凝縮された新鮮な魚介類を味わうことができます。

福山(鞆の浦)の鯛

鯛めし

名物の鯛めしは絶品

今も伝統漁法「鯛網漁」が伝わる福山(鞆の浦)。5月からはじまる「鯛網漁」の時期には、船の上から迫力ある漁の様子を間近で見学できます。名物の鯛めしはぜひ味わってほしい地元の絶品グルメです。

三原のタコ

三原のタコ料理

ブランドタコ “三原やっさタコ”

瀬戸内海の中でも有数のタコの産地として知られる三原市。タコ飯をはじめ、三原市漁業協同組合のブランドタコ“三原やっさタコ”を使った「タコ焼き」「タコ天」などのタコグルメが豊富に揃っています。

呉のちりめん

ちりめん

広島県の名産品

呉市の倉橋島音戸地区でつくられた「ちりめん」は瀬戸内海の潮の香る、風味豊かな味わいが自慢。広島県の名産品として知られていて、お土産などに人気です。

宮島のあなご

あなご飯

嚴島神社参拝時に味わいたい地元グルメ

世界遺産の嚴島神社が佇む宮島を訪れた際に味わいたい名物グルメが「あなご飯」。やわらかなあなごと、あったかいごはんに絡んだ特製タレがクセになります。

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