広島湾で獲れる代表的な魚介類7種(メバル、コイワシ、オニオコゼ、アサリ、クロダイ、カキ、アナゴ)は「広島湾七大海の幸」として親しまれています。
刺身や焼き物、天ぷらなど、さまざまな調理方法で楽しむ海鮮料理はどれも絶品!
広島では「瀬戸内料理」の看板を掲げたお店はもちろん、和食専門店以外でも新鮮な料理を堪能できます。
1.メバル
【広島市】
「春告魚」とも呼ばれるメバル。
春を彩るタケノコやふきと煮付けにすると、食卓にも春が訪れます。
代表的な"メバル"料理
煮付け
脂ののったメバルを煮付けで。
メバルを美味しく食べる最もポピュラーな料理です。
2.コイワシ(カタクチイワシ)
コイワシ料理は広島の代表的な郷土料理の一つで、刺身や天ぷらなどで食べられています。
「七度洗えばタイの味」といわれ、繰り返し冷水で洗うことにより、ぐっと身が引き締まります。
また、イリコ(煮干し)として「ダシ」の役割も果たします。
代表的な"コイワシ"料理
刺身
新鮮なコイワシが流通する広島ならではの郷土料理。
おろししょうがと一緒に食べる刺身は、広島の夏の風物詩となっています。
広島に来たらぜひ食べていただきたい一品です。
天ぷら
あつあつホクホクのコイワシの天ぷらは、コイワシ料理の中で、刺身と肩を並べる名物料理です。
天つゆ、塩はもちろん、ポン酢でも美味しく召し上がれます。
3.オニオコゼ
【広島市】
見た目はインパクトのあるオニオコゼですが、身は味わいのある、きれいな白身の魚です。
唐揚げや刺身、鍋物にもぴったりでくせのない上品な白身がグルメをうならせています。
【旬】10月~5月
代表的な"オニオコゼ"料理
刺身
見た目からは想像できない、上品な白身のオニオコゼは、フグにも負けない美味しさ!
湯がいた皮や肝も美味しく、残ったアラを使用したあら汁まで食べるのが、「通」な食べ方です。
唐揚
丸ごと揚げた唐揚げは、ふっくらとして上品な味わい。
カラッと揚がったひれも美味しく召し上がれます。
4. あさり
【広島市】
うま味成分が多く、出汁がおいしいため、味噌汁や酒蒸しなどが定番。
一年を通して獲れますが、春が旬と言われています。
代表的な"あさり"料理
あさりのかき揚げ
栄養豊富な広島湾で育ったあさりは、プリプリとした身で、味も濃厚!
玉ねぎとあさりに小麦粉をまぶし、さっと揚げた「かき揚げ」は、アサリ本来の美味しさを感じられるシンプルな一品です。
5.クロダイ(チヌ)
【広島市】
「チヌ」とも呼ばれ、釣りの対象魚として人気!
冬場は「寒チヌ」と呼ばれ、脂がのって大変美味しくなります。
代表的な"クロダイ"料理
炊き込みご飯
全国有数の漁獲量を誇る広島のクロダイを使った炊き込みご飯。
カキ筏の周りで豊富な餌を食べて脂ののったクロダイから出る旨みを堪能できる料理です。
刺身
冬のクロダイは「寒チヌ」と呼ばれ、脂がのって、大変美味しくなります。
プリプリとした食感とその味わいをぜひお刺身で。
6.カキ
全国生産量の約6割が広島県産という、広島グルメの代表格。
餌となる植物プランクトンが豊富な広島湾のカキは、身がプリッとしていて味が濃厚です。
代表的な"カキ"料理
焼き牡蠣
カキの風味と素材の美味しさを一番堪能できる焼き牡蠣。
殻に残った汁の最後の一滴までご堪能ください。
7.アナゴ
広島湾で中国山地の栄養分を受け、やわらかな味わいに育ったアナゴ。
ウナギの半分の脂肪しかなく、身はさっぱりしているため、味付けが自在なところが魅力です。
代表的な"アナゴ"料理
あなご飯
アナゴの旬は1月中旬と夏。
ほどよく脂がのったアナゴを背開きにし、中骨、頭などを除いて白焼きした後、醤油・みりん・日本酒を煮詰めた甘辛いタレを照りが出るまで何度も塗りながら焼いてかば焼きにします。
ご飯も、アナゴでとったダシで炊き込んだり、タレをしみ込ませたり、刻んだアナゴを混ぜ込んだりと、各店や各家庭で工夫がこらされています。
焼きアナゴ
アナゴの旨みが凝縮したタレをつけて、香ばしく焼いた広島名物の焼アナゴ。
そのまま食べても、丼にしても最高の一品です。
美味しい地魚の食べ方をご紹介!
広島湾七大海の幸公式サイトでは、このほかにも美味しい地魚の食べ方をご紹介しています。
豊かな里海で育った魅力ある食材を、ぜひ美味しくお召し上がりください。