このページでは、広島の平和・歴史・文化に触れ、学ぶことができる観光スポットご紹介します。旅のメインイベントとして、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

★★★

原爆ドーム【広島市】

8_原爆ドーム
1945年8月6日に、人類で初めて投下された原子爆弾によって被爆した原爆ドーム。核兵器の恐ろしさを今に伝えるとともに、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の大切さを訴え続けています。建物を見上げながら一周すると、崩れ落ちた外壁やむき出しになった鉄骨、敷地内に散乱した瓦礫など、被爆時の原風景が目に飛び込みます。また、夜になると建物がライトアップされ日中とは違った雰囲気に。

平和記念公園【広島市】

10_平和記念公園①
平和記念公園には、原爆ドームや原爆慰霊碑、原爆の子の像をはじめとした原爆関連の史跡や慰霊碑などが集まり、恒久平和の拠点として世界各国から多くの人が訪れています。建築家・丹下健三の設計により、広島平和記念資料館・広場・慰霊碑・原爆ドームが一本の平和の軸線で結ばれています。平和を考える意味においても、一度は行っておくべき場所です。

広島平和記念資料館【広島市】

12_平和記念資料館
広島平和記念資料館は、広島市中区の平和記念公園の敷地内にある原爆関係の資料を展示している博物館です。被爆があった以前と以降の広島の状態などが模型、写真パネル、ビデオなどで紹介されています。原爆の熱い放射線によって破壊された遺品や被爆資料からは、広島に投下された原爆の凄まじさと恐ろしさが伝わってきます。

PEACE PARK TOUR VR【広島市】

3_PEACE PARK TOUR VR
広島の旅行会社「たびまちゲート広島」が提供している、VRで平和を体験できるツアーです。「“あの日からヒロシマ”~映像で当時と今をつなぐVR体験ツアー~」と題して行われており、平和公園のレストハウスを出発し、公園内をガイドの案内で回りながら、原原爆投下前の町の様子や爆投下直後の様子や町が復興していく様子等をVRゴーグルを利用して体験できます。草木も生えないと言われたところからの復興が体感でき、現在の平和を改めて感じることができる、一度は参加してほしいツアーです。

嚴島神社(宮島)【廿日市市】

91_厳島神社(仮置き)
多くの観光客が訪れる嚴島神社は、海に浮かぶ神秘的な神社で、世界遺産にも登録されています。創建は593年と伝えられ、天照大御神や海上の守護神などを祀っています。平清盛が1180年に大改修を行い、現在の壮麗な姿になりました。潮の満ち引きによって、神社や鳥居の表情が変わります。干潮時には鳥居まで歩くことができます。

★★

おりづるタワー【広島市】

13_おりづるタワー(ルーフトップバー)
おりづるタワーは原爆ドームの隣に位置する新たな観光名所です。屋上展望台からは広島市内が展望でき、原爆ドームと平和公園を俯瞰して眺めることで、平和に思いを馳せるなど考えさせられる場所になっています。オススメポイントは、この展望台で夜間にオープンする「ROOF TOP BAR」。街のきらめきを一望しながら、瀬戸内のレモンや旬の果物、県内産のジンを使ったカクテルや、フードメニューを楽しむことができます。

sokoiko!【広島市】

7_sokoiko!
電動自転車 ぴ~すくる(シェアサイクル)を利用して原爆関係の史跡などを巡るガイドツアーです。原爆投下前の広島、原爆の被害からの復興、現在の発展に至るまでを実際の場所に行き、目で見て、ガイドの説明を聞くことで深く理解することができます。ただそのスポットを訪れるだけでは得られない、価値の高い学びを得ることができるオススメのツアーです。

ひろしま神楽定期公演【広島市】

16_ひろしま神楽定期公演
広島が誇る伝統芸能、ひろしま神楽を鑑賞することができます。神楽なんて見てもつまらない?そんなことはありません!今まで見たことのない「神楽」が待っています!わかりやすいストーリー、煌びやかな衣装、勇壮な舞、こころ揺さぶる奏楽は外国人観光客からも高い評価を得ています。広島市内のど真ん中で4~12月の水曜19時から毎週実施中です。

御手洗【呉市】

35_御手洗
大崎下島にある江戸時代に大きく栄えた潮待ちの港です。神社、港湾施設、街並みなど、近代以前の建築物が保存されており、タイムスリップしたような感覚を味わうことができます。観光施設として外観を残してリノベーションされている建物もあり、丸一日楽しめる場所になっています。とびしま海道の整備により、本土から車で行くことも可能です。

未来心の丘(耕三寺)【尾道市】

未来心の丘
目の前に広がる白い彫刻の数々に圧倒される未来心の丘は、瀬戸田町耕三寺内にある広さ5,000平方メートルにもおよぶ大理石の庭園です。大小さまざまにそびえたつ大小さまざまなモニュメントや広場、道は、世界を舞台に活躍されている彫刻家杭谷一東(くえたにいっとう)氏により制作されました。大理石はすべてイタリア・カッラーラで採掘されたもの。季節や天候により光と影が美しい景色とあいまって、いろいろな表情が楽しめます。

千光寺【尾道市】

千光寺
尾道市に訪れる方が必ずと言っていいほど訪れる千光寺公園。寺伝によると大同元年(806年)の開基といわれています。赤塗の本堂は赤堂と呼ばれ、除夜の鐘で有名な鐘楼とともに尾道のシンボル的な存在となっています。園内には「尾道市立美術館」や「文学のこみち」などもあり、山頂の展望台からは、尾道市内が一望できるとともに、瀬戸内海の島々が眺められ、天気の良い日には四国連山をも遠望することが出来ます。また、夜には尾道水道周辺の夜景を眺められる夜景スポットでもあります。

鞆の浦【福山市】

鞆の浦
ジブリ映画「崖の上のポニョ」の舞台となった場所で、江戸時代から残っている常夜燈や波止などの町並みが今も大切に保存されています。瀬戸内海の中央に位置し、満ち潮と引き潮がぶつかる場所なので、その地形から人と物が行き交う港町となり、現在も昔ながらの駄菓子屋などを楽しむことができます。鞆の浦の作り出す空間はとても穏やかで、町の人々も優しく、ノスタルジックな雰囲気を体感することができます。

阿伏兎観音(あぶとかんのん)【福山市】

65_阿伏兎観音
福山市の阿伏兎岬に築かれた「磐台寺(ばんだいじ)」。その最先端に建てられた観音堂が「阿伏兎観音」です。ここから臨む瀬戸内海の群青は、息を飲むほど美しく、まだまだ知らない人も多い絶景スポットです。観音堂内の手すりが大人の膝ほどしかなく、床も少し傾いているため、美しい景色と共にスリル感を味わえちゃうのもオススメポイント。歌川広重の浮世絵に描かれていることでも知られています。

福山城【福山市】

福山城
2022年に築城400年を迎え、大リニューアルを行いました。天守閣内は博物館になっており、福山の歴史を学ぶことができます。城の北側には鉄板が貼られていた往事を再現しており、日本で唯一の威容を見ることができるのもオススメポイント。夜には夜の福山城を舞台に福山藩初代藩主・水野勝成が福山城を築いた背景などを、同時代に戦国の世を駆け巡った織田信長、徳川家康とともに紐解く“没入型演劇”「福山ナイトキャッスル~鬼日向の城~」も開催されています。

神楽門前湯治村【安芸高田市】

88_神楽門前湯治村
日本最大級の神楽専用のドーム劇場を擁する複合施設です。毎週金土日曜日には神楽(ひろしま神楽)の公演が行われています。広島の誇る豪華絢爛、エンターテイメント性の高い神楽を是非専用舞台でご覧ください。温泉や宿泊施設のほか飲食店やお土産物屋、神楽博物館がどこか懐かしい街並みに溶け込んでいます。

広島アンデルセン【広島市】

18_広島アンデルセン(被爆建物)
広島市中心部のショッピングエリア「広島本通商店街」のなかでもシンボル的な存在である「広島アンデルセン」。2020年のリニューアルにより、被爆建物の意匠や外壁の一部を保存しながら建て替えた点などが評価され、「第18回ひろしま街づくりデザイン賞」大賞にも選ばれました。元の建物は、1925年に三井銀行広島支店として建てられたもので、現在もその重厚感を残したまま、広島県民の食生活を彩る施設として賑わいをみせています。

広島城【広島市】

19_広島城
現在の広島城は、当時の史料を元に1958年に復元されています。天守閣の中は博物館となっていて、広島の郷土、広島城の歴史、城下町の様子などの展示が見られます。天守閣内の見どころは、最上階から眺める景色で、原爆ドーム、お堀、お城の木々など、市内が一望できます。

広島東照宮【広島市】

5_広島東照宮
広島東照宮は、徳川家康公の御神霊を祀るため、1648年に時の広島藩主・浅野光晟公によって建立されました。本殿と拝殿は原爆により焼失し、その後再建したものですが、創建時から存在する唐門や手水舎などは広島市指定重要有形文化財に指定されています。オススメポイントは、東照宮の裏手から金光稲荷神社の奥宮へ進む道中にある朱色の鳥居群。広島駅から徒歩10分程の場所にあるので、旅の前後に訪れてほしいスポットです。

歴清社【広島市】

6_歴清社
広島から世界に誇る技術のひとつに、「箔押し」があるのをご存じですか?確かな伝統的工芸技術と現代ナイズされた発想の融合で、世界に名を知られる会社が「歴清社」です。要予約で受け付けている箔押し体験ワークショップでは、被爆建物として一部が残されている工場内を見学後、扇子へ箔押しを行うことができます。本銀箔、真鍮を硫黄で燻した七彩箔(ななさいばく)など、多種類のなかからお気に入りの箔をチョイスできるのも、嬉しいポイントです。

旧海軍墓地/長迫公園【呉市】

34_旧海軍墓地(長迫公園)
旧日本帝国海軍呉鎮守府に所属していた戦艦を中心に、船と乗組員の慰霊碑が立ち並ぶ公園です。多くの船と乗組員が海に散っていった戦争の現実をと旧海軍の歴史に、直に触れることができる場所です。毎年慰霊祭も執り行われています。

旧海軍兵学校(海上自衛隊第1術科学校)【江田島市】

Dive!ロゴ
広島は戦時中、海軍の拠点として有名でした。海軍兵学校は、海上自衛隊の第1術科学校として幹部候補生の育成が今でもされています。江田島に行くなら外せないおすすめスポットで、赤レンガで作られた庁舎や「同期の桜」という歌で歌われた桜も校内で見ることができます。「五省」の説明を受けたり、特攻隊員の遺書や遺品の展示を見ると、今の平和を有難く思うとともに、戦争の犠牲になった若者の言葉に涙が誘われます。

たけはら町並み保存地区【竹原市】

たけはら町並み保存地区
江戸時代に製塩で栄えた町で、当時の街並みが残っています。今でも住宅として使われ、多くの住民の方が暮らされているので、散策をしているとまるでタイムスリップをしたみたい!竹で作った灯りでライトアップされるイベントや、雛人形を展示するイベントなどの季節のイベントもあるので、何度訪問しても楽しめます。たけはら焼や竹炭シュークリーム等のグルメや塩づくり体験もおすすめです。

猫の細道【尾道市】

猫の細道
フォトジェニックな観光地として人気の尾道市には、「猫の細道」と呼ばれる約200mの細い路地が存在します。作家の園山春二が生み出した「福石猫」を1998年よりこの路地に置きはじめ、この愛称で呼ばれるようになりました。周辺には「招き猫美術館」や、空き家を再生したカフェや雑貨屋などが点在しており、ごろごろと日向ぼっこをする猫のように、ゆったりとした尾道時間を感じることができます。運が良ければ、本物の猫に出会えることも。

尾道市新開地区【尾道市】

尾道新開地区
尾道のメインショッピングスポット「尾道本通商店街」を抜けた先にある、どこか非日常的な雰囲気を放つエリアが「尾道新開地区」です。幾重にも入り組んだ細い路地には、スナックや居酒屋がひしめき合い、日が明るいうちからでもディープな雰囲気を感じることができます。この新開地区、かつては「尾ノ道市遊郭」として賑わいを見せており、当時のまま残されている建物も存在します。「気がついたらまた尾道に来ていた」そんな方へオススメしたい穴場スポットです。

大山神社【尾道市】

大山神社
村上海賊が出陣式を行っていたという由緒ある神社。日本唯一の自転車神社でもあり、こちらでも有名です。しまなみ海道をわたるサイクリストが多く訪れています。グラベルコースが整備されており、グラベルの聖地にもなっています。境内にサイクルラックが多数用意されるなど、全国的にも珍しいサイクリストファーストの神社として、SNSでも話題沸騰中です。

千畳閣【廿日市市】

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国重要文化財豊国神社は通称「千畳閣(せんじょうかく)」と呼ばれる、約40m×約21mの木造の大経堂です。豊臣秀吉が、千部経の転読供養をするため天正15年(1587)発願し、安国寺恵瓊(あんこくじえけい)に建立を命じましたが、秀吉の死により未完成のまま現在にいたっています。 明治時代に秀吉が加藤清正と共に祀られ、豊国神社となりました。入母屋造りの大伽藍で857畳の畳を敷くことができ、軒瓦には金箔が押してあることから完成していれば、さぞや豪華な桃山文化を取り入れた大経堂になっていたと思われます。

修善院【世羅町】

58_修善院
駅伝の強豪世羅高校で知られる世羅にある、韋駄天(いだてん)様が祀られている珍しいお寺。その住職も世羅高校陸上部のOBなんです。「奉納シューズの特別拝観」(予約制)ではオリンピックのメダリストなど世界中のトップランナーから奉納されたシューズを見ながらランナーにまつわる貴重な秘話を聞くことができます。

神勝寺 禅と庭のミュージアム【福山市】

神勝寺
ただの寺院ではありません。日本の文化と伝統を肌身に感じることができる場所で、お寺や広大な敷地の庭園を観光するだけではなく、修行僧の方々と同じ食事のうどんを食べることができたり、自分自身を見つめ直す「禅の心」を体験できたりなど、他ではできない体験と癒しを持ち帰ることができます。ミュージアムとしてもとても魅力的でホッと一息つけるような落ち着きが感じられる雰囲気のあるスポットとなっています。

恋しき【府中市】

恋しき
明治時代に建てられた旅館は当時のままの建物で、登録文化財になっています。何といっても、素晴らしいのは庭園。無料で見ることができます。本格的な回遊式庭園は政治家や文化人が宿泊されていたのも頷けます。休館していた「恋しき」を地元の企業・住民が買い取って現在の形にリニューアルし、現在は貸館やカフェとして営業しており、地元民にも愛される施設になっています。

上下白壁の町並み【府中市】

上下白壁の町並み
上下駅の道路を渡り進んで行くと商店街があり、それと同時に白壁や格子戸など懐かしい町並みが現れます。続く道の中に町屋や警察署などの残っている建物の風景から金融業が盛んだった江戸時代の上下の雰囲気や歴史を感じることができます。レトロな雰囲気を感じたい方やゆったりと日本の文化に触れたい方は是非足を運んでみてください。

熊野神社(比婆山)【庄原市】

熊野神社
日本神話のイザナミノミコトの亡骸が葬られたという伝説のある比婆山。比婆山の遥拝所として信仰を集めた熊野神社の周りには、100本以上の大杉が天に向かってそびえています。その威容と雰囲気は多くの人を惹きつけており、遠くから何度も参拝に来る人も少なくないとか。小さな神社ですが、是非一度お参りください。

長笹樂山オートバイ神社【北広島町】

80_長笹樂山オートバイ神社
日本でも珍しいオートバイのご利益がある神社。周辺にはバイカー向けのおしゃれなカフェや宿泊施設もあります。山間の小さな集落にあり、探検気分で道を進んだ先に神社につくと、達成感も味わえます。人は常駐していませんが、お守りや絵馬の自販機があります。全国からバイカーが来るので、思わぬ出会いもあるかも?!広島でツーリングするなら、ぜひ、目的地の一つにしてみてください!

郡山城【安芸高田市】

87_郡山城
戦国時代の中国地方の覇者、毛利元就が本拠地としていた吉田郡山城の城跡。建物は残っておらず、木々も生えた山になっていますが、「百万一心」の石碑や、曲輪の後が確認できます。麓にある安芸高田市歴史民俗博物館で借りることができるタブレットを使うとVRや赤色立体地図で当時の姿を見ることができます。また、博物館には毛利氏に関する展示も多数ありますので、合わせて行ってみてください。

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